リラックマ

今日は今週2度目の松本出張です。京王井の頭線久我山駅から吉祥寺にでてJRに乗り換え、八王子からスーパーあずさ1号で松本へ向かいます。いつもは渋谷方向の電車を利用しているので、間違えて乗らないように注意が必要ですね。というのも前科があるからで、その時には「次は高井戸ー」というアナウンスを聞いて血の気がひきました。
今日はホームへと階段を降りている途中に吉祥寺行きがすべりこんできました。−吉祥寺行きだな、吉祥寺、よしッ と心の中で指差呼称していると、「危ないですから駆け込み乗車はお止めください」というアナウンスが流れてきました。もう扉も目前でしたからリラックスして歩いていると、突然扉がしまり出しました。私はあわてて新聞を持った手を間に突っ込みました。なんとか扉は再び開いてことなきをえましたがアレは明らかにフライングだったと思いますよ。閉まるのが早すぎるもんね。それとも私がリラックスし過ぎていたのでしょうか?



そうそう、リラックスといえばリラックマ!! 登場は4年程前らしいのですが、私は余り知りませんでした。
最近になってCMによく出てくるので気になりだしたのです。愛くるしい姿でなく、その名前に・・・
リラックスとクマを掛けて、リラックマって、「ス」はどこにいったのよ、「ス」は!! 駄洒落のノリながら、その過激さに唖然とさせられました。普通なら、「リラックスズメ(雀)」とか「リラックスリ(薬)」という具合に、「リラックス」という言葉はそのままに、最後の「ス」や「クス」に掛けるのですが、クマを掛けるために「ス」を売り飛ばすとはなんとも過激ですよね。
五七五を基調とする俳句に対して自由律句で売り出した種田山頭火や尾崎方哉を思い出させますね。


古池や かわず飛び込む 水の音  松尾芭蕉
降る雪や 明治は遠く なりにけり 中村草田男

わけいってもわけいっても青い山   山頭火
ほろほろ酔うて木の葉ふる     山頭火

咳をしても一人           方哉
氷店がひよいと出来て白波     方哉



まあ、「リラックス」は長い名詞なので、一字省略もありなんでしょうが、短い名詞ではキツいですよね。まあ、日本語のひとつの変化として見守っていきたいと思います。(見守るって、オマエは金田一か!!)