風邪でふらふら

昨夕、感染したらしく朝から鼻水は出るし、全身を倦怠感に襲われるという状態でした。
出社したものの、「こりゃアカン」と近くの内科をWEBで検索し、「よさそう」と直感した医者に行ってきました。
飲み屋やレストランなどの直感は結構な的中率だと思うのですが・・・さてさて
○○クリニックという名称から白いビルの中にある医院を想像して出掛けたのですが、到着すると、木造モルタルの昔ながらのお医者さんでした。
ドアにはガラスもはまっておらず、開業中かどうかは開けてからの「お楽しみ」という感じです。風邪には勝てずドアをあけると広い待合室には老女がひとり待っておられました。
まさしく、昔風の小さな小窓の受付を覗き込みながら診察をお願いしました。ひんやりとして静かな昭和時代の医院でした。
やがて、呼ばれて診察室に入ってから驚きました。残り少ない白髪を撫で付けたお医者さんは大人風に座っておられました。
私が「お願いします」と、ネクタイをはずしかけると「ああ、そのままそのまま」と制止し、ナント、ワイシャツの上から触診し聴診器をあててこられました。(こういう経験ありますか? 少なくとも私は初めてでした!!)
それだけではなく、喉を覗き込んで「あー赤いですねえ」
体温計を出してこられないので、「あのう、熱は・・・」とおそるおそるお尋ねしますと、
「熱はあります。 その喉の赤さでわかります」 と断言されて全く測る必要ナシといった感じなんです。

なんとなく、医者から仙人に解脱しそうなお医者さんでした・・・  ハズレ


松本美術館前にある草間弥生の花・・・熱にうなされると見る夢のよう・・・