やまだよりこ著「上方落語家名鑑ぷらす上方噺」


本場所で疲れたせいか、風邪をひいてしまいました。
夜、i-Podを充電しながら桂枝雀の落語を聞きつつ寝入ってしまいました。朝方まで延々と枝雀が熱演していました。夜中に眼が覚めると、ちょうど「高津の富」で『アッタッタア−、アタアタアタッタア−』と連呼しているところでした。(それで目が覚めたのかもしれませんが・・・笑) 爆笑王枝雀が冥土に旅立ってからはや8年・・・

最近、渋谷東急であった大大阪博覧会で買い求めた、やまだりよこ著「上方落語家名鑑」を枕元に置いて寝入る前に眺めています。


上方落語家名鑑ぷらす上方噺

上方落語家名鑑ぷらす上方噺

枝雀等の物故者23名を含む198人が写真入りで紹介されていて落語好きには飽きの来ない本なのですが、枝雀の弟子の桂文我やさんまの師匠である笑福亭松之助やら何人もの落語家が漏れているのが大変気になります。
その昔、上方落語協会松鶴文枝春団治と会長を務めながら、今や人間国宝桂米朝が会長に選ばれなかったことから枝雀筆頭の南光(当時べかこ)が文句を言ったことを発端として枝雀一門が脱会、兄弟子の桂ざこば一門もそれに続いたことがあります。ざこば一門は協会に戻ったものの、枝雀一門は未だ戻らず、したがって南光や雀々(じゃくじゃく)達は繁昌亭にも出ていません。
それでも、この本には枝雀や南光・雀々は出ているのになあ・・・???
誰かその理由を教えていただけませんか?