仕事で東京の中心地、京橋に出掛けました。
大阪の人間にとって、京橋ときくと条件反射で「京橋は、ええとこでっせ、グランシャトーが、おまっせ♪」と口ずさんでしまうのですが・・・それは大阪の京橋ですね。
大阪の京橋は大坂城の京都側にかかっていた橋の名に由来するのですが、東京の京橋はどうなんでしょうか。
それはさておき、京橋には赤い旗がヘンポンと翻っておりました。

『燃えろ輝け京橋 きやうばし』

この「燃えろ京橋」というのがスゴいインパクトで私に迫ってきました。「燃えろ」の前には「輝け」なんて吹き飛んでしまいますよ。京橋一体が炎上し輝いている様が目にうかびます。実際には私の脳裏には木造の京橋という橋が焼けている様が浮かんでおりました。
というのも、丁度五木寛之デトロイトを訪れ、興廃した街のあちこちにある「バーンアウト(全焼)」した家々に呆然とししたという本を読んでいたから余計そういう想像に傾いたのでしょうね。ハロウィンの夜に不良が火をつけてバーンアウトさせたのだというんです。
もっとも京橋のほうは、どうもお祭りに燃えるようなのですがね。
成る程、そこここに祭り提灯がゆれ、寄合や休憩所につかうのか、よしず張りの小屋が作られておりました。


     

そば屋の入り口にはこんなポスターも貼られてましたよ。


そういえば若い頃、旅した岡山にもいたる所に「燃えろ岡山」と赤い字の大看板が出ていましたね。
当時、岡山は燃えていたんでしょうか?