繁昌亭「どぜう寄席」

今日もやはり落語に出かけました。
先週、電話してみると前売り完売の天満天神繁昌亭「どぜう寄席」です。
(そこで、昨日の三喬・染二ふたり会を押さえた訳なんですが・・・当日券があればと二匹目のどじょうを求めてやってきたんですな)

写真は上から米輔師匠、米二師匠、講談の旭堂南海師、桂歌之助さん、林家市楼さん(トップバッターはイチローです、が決まり文句です。)


朝の9時過ぎ、天神橋筋商店街の路地を曲がると、もう繁昌亭の前には長蛇の列が出来上がっていました。



一番前でこっち向いておられるのが米二師匠、左で列外におられる白髪の方が米輔師匠です。(わからんでしょうなあ〜)
右側のピンクの女性の列が当日券の方というので並びましたが、「座れるやろか・・・」と随分不安でございました。
すると、うしろから女性の方が「チケットもってはりませんの? 一枚余ってるんですけど・・・」とうれしいお誘い!! 前売り価格の1,500円で分けていただきました♪ ラッキー!!



入りますと、もう満員ですわ。探しますと一番前の席が空いてました。上の写真のようにホンマ舞台のすぐ前!! 噺家のツバが飛んでくるんちゃうか?!という「かぶりつき」でした。
今日の「どぜう寄席」は桂米輔が会長をつとめる川柳結社「二匹目のどぜう」10周年記念の落語会なんだそうです。「二匹目のどぜう」は先代桂歌之助がつくり、噺家や講釈師を引き込んで続けてきた会でして、本日の出演者はみなさんお仲間であったり関係者であるワケですな・・・



林家 市楼  「江 戸 荒 物」

桂 歌之助  「七 段 目」

桂 米 輔  「悋気の独楽

旭堂 南海  「山ノ内一豊一代記より」

桂 米 二  「茶 の 湯」



中入りもなく、5本続けての落語会でした。(そうそう旭堂南海師は講談です。)
昨日は林家・笑福亭の噺でしたが、今日は前座で市楼さんが出られたものの、米朝師匠一門が中心の落語会でした。
米輔師匠は初見でしたが、想像していた通りの飄々とした話っぷりでうれしゅうなりましたな。
歌之助さんの「七段目」は二回目でしたが手堅いものであり、米二師匠の「茶の湯」も二回目ながらやはりサスガというしかない結構なものでした!!

やはり、米朝落語・枝雀落語で落語の道に入ったものとしては米朝一門の噺が一番スックリと入っていけますな。また、阪急沿線にフィットした一門ではないかとも思っています。米朝師匠が武庫之荘、ざこば師匠が箕面、枝雀師匠は豊中と、大勢の方が阪急沿線ですからなあ・・・



今回は川柳結社の会関連ということでお客さんに「楽」というお題で川柳を書いてくださいという企画がありました。
上の写真で、繁昌亭の舞台にかかる『楽』という字は米朝師匠の字でして今回のお題はそこから出ているワケなんです。
私も3句えお投句しました♪


「 冷夏なり 風鈴はずす 手は楽し 」


「 楽しさは 上司帰して 二次会の酒 」


「 米朝の 『楽』かかる舞台 凛々と 」



ふたつ目が面白いと思うけれど・・・五七七やなあ・・・(^^;