岡本太郎「明日の神話」




岡本太郎がメキシコで製作し永らく行方不明になっていた壁画「明日の神話」が近年見つかり、日本で修復されておりました。さて、修復後、どこに飾るか・・・という誘致合戦がおこなわれました。
立候補したのは広島・大阪・東京

「広島」は、この壁画が日本版「ゲルニカ」のような絵だからでしょうね。爆発する中央に骸骨のような人物が手を広げています。

「大阪」は、やはり岡本太郎の代表作である太陽の塔があるからですね。その万博記念公園に展示しようと考えていたのでしょうか?

そして「東京」は岡本太郎の地元・・・ということでしょうか。

誘致合戦の結果は東京が勝利しました。渋谷の京王井の頭線とJR・東京メトロ銀座線他を結ぶコンコースに飾ると言う奇抜ともいえるアイデアが気に入られたのかもしれませんね。
コンコースは現在グリーンのシートで覆われていますがTOPの写真のような貼り紙が先週からお目見えしております。11月17日には公開される訳ですね。
やはり実物を見ると迫力はあるのでしょうなあ・・・
しかし、岡本太郎とうい人は抽象画を描きながらも、ずっと具象画の呪縛から抜け出せなかった画家のような気がします。その狂気が、さらに大きく抽象画へとフレた時に、とんでもない名作を生み出しえたのではなかったか、と妄想するのでした。








http://www.ntv.co.jp/asunoshinwa/