週刊文春

ブログのネタが尽きかけていたが、なんとか週末を迎えて一息つける。
そういう意味でも一週間というシステムはよく出来ているね。土日が句読点となっている訳だ。(もっとも土日も仕事の方もたくさんおられるだろうが)

ネタといえば、今週発売の週刊文春はネタの宝庫です!! 是非、コンビニ書店で立ち読み&お買い上げを・・・
まずは阿川佐和子のこの人に会いたい」
ゲストは清原和博氏! 彼がここまで赤裸々に語ったことがあったでしょうか?なんといっても題が「なぜ桑田が今早稲田に入ったのかな、って疑問は残るんです」
ドラフト時の思いから現在の桑田との距離感、西武から巨人に移籍を決めるに至った経緯とその巨人にされた仕打ち、そこを救ってくれた仰木監督のこと…
「お前の花道は俺がつくったる。うちが嫌なら阪神でもいい。大阪に帰って来い」
仰木監督にこう言われて清原は度肝を抜かれたと言っています。スゴいね。格好いいね。仰木さんは成る程男が惚れる男だったということがこの言葉でよくわかります。
仰木さん繋がりでイチローと清原も友人なんですね。自ら「ワルキャラ」を演じていた清原が素顔で語る生々しい話も、受けての阿川佐和子がケロリと聞いて流していくので重苦しさが消えた一編となっています。
さらにもうひとつは、
「家の履歴書」
タレント等が昔住んでいた家の記憶を語る好評連載ですが、今回は・・・以前にこのブログて著書「引っ越し人生」を紹介したことがある四方田犬彦さん。
「引っ越し人生」ではよくわからなかった大阪箕面の4千坪の豪邸の間取りがよくわかります。屋敷の横を箕面川が流れていたんですね。
四方田氏にとっては人生の最初にこのような豪邸に住んでいた(実際には祖父の家作住まいだったが)ことが大きな家を持ちたいとか、住みたいという思いを捨てさせているようです。
月島の長屋や高輪だったかのアパートメント等を点々とし、それでよしとする生き方も素敵ですね。


もっとも水なすクラゲの我を振り返っても借家ばかりの「引っ越し人生」である事は変わらず、小学生から過ごした大阪池田から奈良・東京西荻・松本芳川・東京久我山と転々としている訳です。
ここで自分にとって、四方田氏の祖父宅にあたるものは何かと振り替えると…
やはり母方の祖父母宅になるでしょうか。貸家であったものの大阪市土木部に勤めていた祖父が自ら設計した家で、庭も広く緑に囲まれたその家は、今となっては私の理想郷とでも呼べる処ですね。その家のまわりの南と西側には反時計回りに小川がながれ、その向こうは田んぼでした。
しかし、
今や跡形もなく、小川もコンクリのフタがされ、家があったあたりには星条旗が似合うような白く大きな家が建っています。ただ、石段の一部が残っており、そこにはドクダミの白い花が咲いておりました。そうそう、そういえば昔もこの石段下の側溝にはドクダミが群生していたなと懐かしく思い起こされたものです。

なんて思い出に慕ってしまいましたが、今週号の週刊文春を是非ご一読ください。


大阪駅前の風景・・・雲の姿がダリの絵のようです。