ラヂオの憂鬱

週末大阪で過ごし、友人と語り合いながら飲み、その後は行き着けの落語好きな居酒屋でもウダウダしゃべり十分にリラックス&充電してきました。途中に急な仕事が飛び込んだりして予定変更を余儀なくされたものの月曜まで有休をもらっていたので喜寿の親孝行もなんとか出来て、よかったよかった…。

さてさて、
大阪の夕刊を読んでいると気になる記事を発見!!
なんでもABCラジオの午後10時以降の番組を東京発の番組に置き換えるんだそうです。(MBSは既に深夜帯で実施しているそう)ABCといえばヤングリクエスト略して「ヤンリク」、MBSといえばヤングタウン略して「ヤンタン」というぐらいに御馴染みの老舗番組を維持出来ないまでにラジオ業界も弱体化しているんですねえ・・・  同時に聴取率調査ではABCが連続して首位を固めているという事実も列記されていたのでかえって驚かされるワケです。
強力なスポンサーを得続けるためにはこんな荒療治が必要なのでしょうか?
若者のラジオ離れ、ラジオを聴いてもFM、といった風潮によるのでしょうか?
大阪の文化は土曜に小学校から帰ってきて見た「吉本新喜劇」や、大きくなってから、ながら勉強の友として聴いた、こうしたラジオの深夜番組で培われてきたような気がするんですがねえ・・・ 文化の根幹ともいえる部分が弱ってきているというのは非常な危機ではないでしょうか? 東京化が促進する中で、一番、独自性をアピールしている都市の文化を担う一端がこうして弱っていくのは日本全体から見てもまずい話だと思います。

さて、東京に戻り新聞を読んでいると、東京もラジオは厳しいらしいですね。(そういう記事に続いて出くわすのに驚いています。)
今日6月30日の朝日朝刊に今度は東京のラジオ局が厳しいとの記事が掲載されていました。
「ラジオ局サバイバル」と題し、「リスナー減少が経営難に拍車をかけている」とありました。TBS朝の看板番組である「森本穀郎・スタンバイ!」でもあるコーナーでのスポンサーだったトヨタ自動車が降りたそうです。その後、複数企業がCMを出しているものの、元の枠は埋まり切らなかったとか・・・
大阪ABC夜と同様、TBSも8年近く聴取率トップを走っているのに、こういった事情に追い込まれているのですねえ。
ラジオ広告自体は8年連続のマイナスで、特に昨年度は前年比7.3%減と大きく落ち込み1,594億円になってしまった、と記事にはあります。この後記事は、より厳しい地方局の現状に視点を移していきますが、そこは略します。
日本全体の文化基盤が脆弱化していってるんでしょうかねえ・・・。



大阪石橋の馴染みの居酒屋さんの手洗いにありました♪