佐ん吉・ちょうばDESSE!!  inらくごカフェ

あいさつ

桂 佐ん吉    田楽喰い


桂 ちょうば   皿屋敷


中入り とは言え、佐ん吉トーク


桂 ちょうば   青菜


桂 佐ん吉    一文笛

米朝一門の若い衆、ざこば師の弟子のちょうばさんと吉朝門下の佐ん吉さんがついに東京進出です!!
いやあ、こういう会を待っていました。東京ではどうしても開口一番になってしまいますからね。

初めてやってきました「らくごカフェ」は30席に横に長椅子という狭い空間・・・そこが満員になり、追加席まで出されて40人超えという満員御礼となりました。これは私もうれしかったですね。ただ、本人達はモロ緊張!!
「一体どうされたんですか? ナゼこんな大入りに?」と緊張の挨拶・・・。
自己紹介で「ちょうばです」と言うだけで吹き出す方もおられたりして暖かい空気でスタートしました。
佐ん吉さんは「田楽喰い」・・・やはり硬かったですね。兄貴の処へみんなで押しかける前相談から入るフルバージョンでした。独自のクスグリもよくウケていてやっていても気持ちええやろなあ、と思える出来のいい高座でした。
2席目は「一文笛」。もはや半古典になろうとしている米朝師匠作の名作です。チボ−大阪弁でスリの事−の話ですね。やはり東京を意識して人情噺系をぶつけてきたのでしょうか・・・一箇所つまってしまったのがなんともオシい!! やはりこういう話はつまるとキツいですよね。
ただ、今までに何人もの「一文笛」を聴いてきましたが、やはり若い(25歳!!)だけに勢いがあって、それがよかったですよ。また是非聴かせてください!!
さて、ちょうばさん、彼は間違いなく、この世代(彼は今30歳)のTOPランナーになる噺家と信じているのです。
1席目の「皿屋敷」姫路が舞台のお菊さんの幽霊モノですが、江戸で言うところの本寸法といっていい口跡に酔えましたな。ただ、後半は最近みなさんがよくやっておられるお遊びで今風にアレンジされていましたが、聴かせるだけにもう少し抑えられた方が・・・少なくとも私にはその方がうれしいな。
2席目は「青菜」 もっと大きいネタを持ってくるかと思えば「青菜」というのが意表を突いて面白い。やはり聴かせてくれますな。ただ、難を言えば(時間調整で抜かれたのかもしれませんが、)大工のタケが繰り返す「植木屋はオマエや!!」と言うセリフが1回だけなのがフラストレーションとして残ってしまいました。「どつくで、終いに!!」まで連呼して欲しかったですね。

いや、ええ回でした。2回目が12月にあるとか・・・是非チケットを取らなくては!!!