社会人落語日本一決定戦!!

今日は「社会人落語初代日本一決定戦」です。
池田市は市制施行70周年でして、このところ「NHKのど自慢」や「出張なんでも鑑定団」なんかが相次いで収録されています。
落語での町興しにも力をいれておりまして、今回の「社会人落語初代日本一決定戦」の市を挙げての開催となったのでした!!
なんでも当初は応募が少なくてどうなることやら気をもんでいたそうですが、最終的には日本全国から362通もの応募があり、審査により絞り込まれた150名が5会場に別れて予選を戦うのであります。
北海道東北4名、北陸甲信越2名、関東24名、東海6名、近畿97名、中国四国10名、九州沖縄7名と近畿が多いものの全国から来られています。また年齢も22歳から83歳までと幅広いですね。
私は5会場のひとつ新しく出来た逸翁美術館マグノリアホールへ出掛けました。10時開演で最初の入りは4割未満でしたが、どんどん入場者が増えまして8・9割の入りで、演者が8分で交代する度に結構な人々が出入りします。
9番目の天満家豊蝶さんが月一常連の居酒屋「ちりとてちん」の大将なんですよ。演目は「看板の一」・・・笑いの少ないネタを選らびはったなあ、と少し心配しましたが時間を使いきっての熱演でした。オチも決まっておりましたよ♪
そこから中央公民館に移動・・・こちらは人も多く満員の盛況・・・審査員のつく枝師の横に立って「ちりとてちん」の女将さんの五月家ちろりさんの「子ほめ」を聴きました。いやあ、ええやないですか!! 「子ほめ」を完璧に演じはりました。脱帽しました!! 細かいクスグリにも気持ちよく笑いが起こってましたし100点ちゃいますか!?


みなさん、ウマいわ!! 豊蝶さん、ちろりさん以外では写真のおひとりの「たかはし亭かずさん」の「酒の粕」。かずさんは75歳の方で味がありましたわ!!、かずさんと豊蝶さんの間で演じられた東京からお越しの参遊亭遊月さんの「新・寿限無」(写真右上)も綺麗な口跡でよかったですね。あと、ちろりさんの前の「上燗屋」の井筒屋磯七さんもよかったです。引っ越しとこの落語会が重なったというマクラも笑えましたよ。
2会場で合わせて計12席を聴かせてもらって早退し、自宅で昼ご飯と致しました。



15時頃に決勝戦の行われる市民文化会館に向かい整理券ないものの無事入場出来て、ゆるい司会進行の中8名の決勝進出者の決定を待ちました。


見事、五月家ちろりさん進出!!
豊蝶さんは進出なりませんでしたが、高橋亭かずさんが進出!! あと住職さんやスリランカ人などバラエティーあふれるメンバーとなりました。

梅田で学生時代の友人との飲み会待ち合わせ時間が迫っているなか、遅刻を申し出て、決勝進出4名までの落語を拝見する決断を致しました。


五月家ちろりアアアアアアアア阿弥陀池

にしゃんだアアアアアアアアア時うどん


喜々亭じっきょうアアアアアア婚活競馬


高橋亭かずさんアアアアアアア京の茶漬け



ここまで聴いてスリランカの方の「時うどん」にビックリさせられたものの、五月屋ちろりさんの「阿弥陀池」のオリジナルクスグリ炸裂に入賞確信するとともに会場を後にしました。(高橋亭さんも素晴らしい「京の茶漬け」!! プロ顔負けだけに優勝はともかく入賞はあるな、と思えました。)


友人との飲み会もお開きになってから、結果が気になりまして、「ちりとてちん」に電話したところ…ちろりさんが電話に出て「優勝しました!!」と言われるではありませんか!!
慌てて石橋まで戻り優勝祝賀会に参加致しました♪(ビール掛けはしませんでしたが…)


五月家ちろりさん、優勝おめでとう!!!!