和田 誠著「東京見物」


東京見物

東京見物


今日は少し面白い本をご紹介♪
和田誠さんの「東京見物」!! 
昭和12年の講談社絵本の復刻本と新しく和田さんが描いた今の「東京見物」の絵本がセットになっています。
復刻本の方は和田さんが子供の頃に大阪の地で繰り返し眺めていたという絵本なのでした。

最初のほうのページは両方共同じ場所になっています。
「皇居二重橋」「国会議事堂」「東京駅」・・・
(もっとも戦前版での名称は「宮城二重橋」「帝国議事堂」と違ふのです。)
そのあとは、「丸ビル」が「六本木ヒルズ」に、「国技館」が「東京ドーム」にと今風に置き換わっているのも面白いところです。
御茶ノ水神田川上で線路が複数交差する場所は走っているのが汽車と電車の違いがあるものの、ほとんど同じ風景というのが驚きです。
巻末にはそれぞれ人口等の数字資料が乗っていてそれぞれの比較も興味深いんですよねえ・・・

東京の人口は当時587万5千人、今は849万人。と思っているよりは増えてないとか、市電が1317台だったのが、バス9101台!!とかね。

まずは是非ご覧ください♪そうそう、この本は講談社創業100周年記念出版「書き下ろし100冊」の一冊です。