立石優著「岩崎弥太郎」

岩崎弥太郎 (PHP文庫)

岩崎弥太郎 (PHP文庫)

なかなか剛毅な顔をされておりますなあ・・・
会社の同僚から借りて読んでみました。
大河ドラマに便乗した本には違いなく、龍馬や後半は西南戦争西郷隆盛の描写で筆が踊っている感は否めないものの、面白く読めました。(というか、その両名に焦点を当てないとドラマ性が弱いですよね)

岩崎弥太郎のお父さん弥次郎の葬式が大阪西高津村の齢延寺で行われたという記述があり、調べてみますと生國魂神社の南にそのお寺はありました。
三菱商会発足後まもなくの明治6(1873)年のことで、その頃の岩崎家は西長堀土佐稲荷近くの土佐藩蔵屋敷の長屋を改造して住んでいたとの記述もありましたので、今度一度そのあたりを散策してみたいものだと思っている次第です。