桂かい枝独演会@内幸町ホール

会社終わってダッシュで(本当に走って)最寄駅まで向かい、なんとか開演19時に間に合った。
(走るつもりはなかったが若い同僚と退社時間が一緒になり、「僕も急いでいるんで一緒に走りましょう!!」「あ、そう?」と走るハメになってしまった。ハアハアゼイゼイである。)


華紋  道具屋

鯉斗  荒大名の濃茶

かい枝 青菜

中入り

かい枝 茶屋迎い


上方落語では開口一番や若手は「石段」という威勢のよう曲であがることになっているが、これが今まで聴いたこともない程にズッコケた出だしで、こちらも吉本のノリでズッコケなしゃあない感じ。
おいおい、大丈夫かいな?と思ったが華紋の「道具屋」はしっかりしていて安定感がある。定番の笑いどころで笑いもとれていてホールが温まっていった。
ゲストの鯉斗は何度か聴いた事があるが、大丈夫かいな?と、これまた思わす「石段」をなぞる滑り出しで、そのまま盛り返す事もなく不安定なまま高座を下りた。
華紋が折角あげた温度を下げてどうする。しかも会場がクーラー効きすぎて寒い。
ダブルに寒い中でかい枝登場で、いろいろと長いマクラを駆使して会場を温めなおす。
えらい!!ボイラー技士1級を与えたいくらいだ。
「青菜に決めた時はもう少し暑いはずやったんですけどこのところ涼しくなってしまって・・・」といいながら入った青菜は楽しいものであった。
もらったチラシでは青菜が最後の予定だったが、急遽順番を変えたのだろう。わかってるか鯉斗君。
「茶屋迎い」もよい出来で、青菜共々に先代文枝師の面影を随所に感じた。そろそろ、ばんばん大ネタをしてもいいのではないか。
船弁慶」「大丸屋騒動」「莨の火」などなど先代の大ネタをやって欲しい。聴きたい。

初めて打上にも参加、先代文枝師の東京の会を世話されていたOさんから色々伺うことが出来た。
打上では鯉斗君が女の方からもてもてで、なるほど〜そういう要員でもあったかと納得した次第。