笑福亭鶴志の会 天満天神繁昌亭

sampodow2006-11-04


大阪は松本より暖かい。
この当たり前の話が油断をうみまして、見事鼻風邪をひいてしまいました。もう、さっぱりでおますわ・・・。昨夜は1時過ぎのご帰宅となったこともあり、午前中は鼻ともどもグズグズしていましたが、三連休の中日ですよ!!このままでは終わらせられません。と言うことで夕方から大阪市内へ出撃しました。目指すは天満です。今年の9月より天満天神裏に上方落語の定席「天満繁盛亭」がオープンしているんですよ。定席・・・これは上方(かみがた)落語会の長年の夢です。「いらっしゃあ〜い」の桂三枝会長がその夢を実現させました。オヨヨ(古っ!!)
大阪梅田より谷町線1駅で南森町、ここから天満天神まで一足ですよ。いやあ、懐かしいなあ・・・なんといってもここは若き日の通勤コースです。南森町下車→天神橋筋商店街を少し通って左折→天満天神の裏手を抜ける。この天満天神の裏手にこの「天満繁昌亭」は鎮座まします。
ここはええ場所なんやなあ・・・ 戦前この天神裏には演芸場がいくつもあったんですよ。「花月」もありましたし、「第二文芸館」という歴史的寄席もありました。
この「第二文芸館」でエンタツアチャコしゃべくり漫才は産声をあげたのであります。三味線も鼓も持たず、和服ではなくスーツ姿での漫才はここからスタートしました。
「オッ打ちました」
「打ちました」
「大きいぞ、バック、バック」
「バック、バック、オールバック」
「なんやねん、オールバックて? ほらヒットやがな」
「ヒット! ヒット!「ヒット殺し!」
「あほかいな」


こんなネタが革命的なもんやったんですわ。
日本一ながいという天神橋筋商店街に入ると旗がはたはた(アチャコか!!)気分を盛り上げてくれています。

さあ、天神裏へと通じる路地を曲がりますと、昔駐車場であった区域があかるく光っておりました。

昼席と夜席があり、お昼は若手中心の寄席で間にマジックや漫才が挟まります。夜席は企画物で今日は笑福亭鶴志の会でありました。鶴志・・・なつかしいなあ、師匠の六代目松鶴の物真似をよくやっていた、でっぷりと太った若手でしたが・・・。

今夜はパイプ椅子も出てくる大入満員です。緞帳は天神祭の絵がかかれていました。舞台両端がコンクリート打ちっぱなしというのには驚かされます。天井には寄付した人々の名前を書いた提灯がびっしりと吊られていました♪



ちなみに本日の演目は・・・

笑福亭喬若 「へっつい盗人」 西武松坂似が売り
桂 福矢  「牛ほめ」    脱サラ風
林家小染  「尻 餅」    先代小染の弟子で師匠ゆずりのもっちゃり感がいい
笑福亭鶴志 「らくだ」    笑福亭の大ネタをだしてくるとは・・・
               それより、えらいオッサンになっていてビックリ
笑福亭岐代松「ちょうず廻し」 十三に住んでいるのが売り(笑)

最後の大喜利はなんともグダグダのうちに終わり、結構笑わせてもらえました。
あー楽しかった!! また、来よーっと!!