大銀座落語祭2008 3日目

今日も12時から銀座ブロッサム中央会館で『究極の東西落語会』ですわ…


会場に行くと、この「六人の会」の一人ずつのイラストを大きく描いたうちわがいただけます。
昨日までで鶴瓶布袋・正蔵大黒・小朝恵比寿が揃いましたよ♪
さあ、この回は3日目にして銀座ブロッサム中央会館はじめての一階席です。


銀座ブロッサム中央会館
『究極の東西落語会』Dブロック


第1部 林家木久扇ケーシー高峰二人会  



第2部 桂春圑治・月亭可朝二人会



第3部 桂歌丸の会




(見えにくいですが、ケーシー高峰氏登場前の舞台です。中央にホワイトボードがあるんですが・・・)


第1部  林家木久扇ケーシー高峰二人会  


林 家 時 蔵   犬 の 目


ケーシー高峰    おなじみ医学漫談


林 家 木久扇   先代正蔵(彦六)話


時蔵師はブログ開設したが見にくる人が少ない、という話や半月版損傷の話から軽く「犬の目」へ・・・
ケーシー高峰氏は「後期高齢者のみなさん」と第一声!! こりゃ、ツカミはOKですな。
バイアグラの話からガンの話からベラベラようしゃべりはります。熱弁ですな。5年前に舌癌に倒れた人とは思えない元気ぶりです。いやあ、堪能させていただきました。
木久扇師はテレビでも何度か拝見した師匠である先代正蔵、晩年は彦六師匠のお話ですね。80代も半ばを過ぎてから養老ホームに慰問に行って、入居者のことを「近頃の若いヤツは・・・」と言われた話には大笑いしました。また、一番驚いたのは、田中角栄のモノマネの見事さでしたね♪



第2部  桂春圑治・月亭可朝二人会 


林 家 正 楽   おなじみ紙切り


月 亭 可 朝   秘 伝 書  +ギター漫談


 桂 春 圑 治   代 書 屋



こんな大きな会場で「紙切り」はどうかと思いましたがプロジェクターを使用してうまくやっておられました。むしろ、寄席で肉眼で見るより作品を大きく見ることが出来ましたね。
「相合傘」と「線香花火」をつくってからお客さんに聴いて「祇園祭」「花火」と切っていかれました。
お客さんに渡すときに「前座さん」と呼ぶと、桂吉坊が出てきて「おっ」と思いましたが、後ろの席の人が「吉坊だ」と声を出しておられましたな。
さあ、可朝やん・・・あのカンカン帽をかぶって踊りながら出てこられました。
ホンマにホンマやねえ・・・といいながらなが〜いマクラ、そこから「秘伝書」に・・・
でも時間が余ってギターを持ってこさせてギター漫談を座ったままで始められました。「送りオオカミ」の唄なんて楽しかったなあ・・・まあ、ご自身で膝がわりまで演じたんだからたいしたもんですわなあ。
そして静かに三代目桂春圑治師匠登場
そりゃ、ギター漫談のあとやから静かですわ。耳をすまさないと聞こえないような声ながら、いつものように粋にスッと羽織を後ろに脱いで「代書屋」へと入っていかれました。
お元気ですなあ・・・これがまた結構受けますんや!! ホレボレと見とれてしまいました。
ヨッ!! 三代目!!


第3部  桂歌丸の会


 桂  花 丸  アンケートの行方


 桂  歌 丸  竹 の 水 仙 


桂花丸という名前は上方の染丸門下にもあって、そちらの花丸さんかな?と思っていましたが・・・やはり歌丸師のお弟子さんでした。
まさか自分が春団治師匠のあとに出てくることがあろうとは・・・と春団治師匠の羽織の脱ぎ方の話から「アンケートの行方」へ・・・少し三枝テイストの新作でしたが、少々無理がある設定では?
ついで歌丸師・・・単眼鏡で眺めても、えらいお痩せになっているご様子でした。この間まで入院されていたとのことでしたが、大丈夫でしょうか?
ネタは講談ネタの左甚五郎の「竹の水仙」!! やはり落語はナマで聴くものですなあ・・・テレビで歌丸師の落語を見て「こんなもんか」と思ってたんですが、やはり気迫のこもった上品な語りっぷりにうなされましたな。
また長講一番、聴かせていただきたいものです。

と、ここでDブロック終了ですわ・・・そりゃ疲れますわ。


ここで、この間京劇にご一緒したタキさんと合流し、18時までの間をウロウロすることに・・・
彼の双眼鏡を買いに有楽町のビックカメラに行き、短時間の散髪屋へ行きと時間を潰しました。
少し早めに銀座ブロッサム中央会館へ帰ってきて1階のレストランで夕食をとりました。


カツカレー 850円