桂吉弥のお仕事です。vol.3

本日はCD・DVD発売記念!の桂吉弥独演会が新橋の内幸町でありました。
間に合いそうもなく、先に到着見込のハチローさんに「もし間に合ったら、CD-BOXに吉弥さんのサインをもらっといてください」とお願いしたのでした。(驚いたことにサイン会付き!!)
仕事を終えて事務所を出ようとした時にトラブル発生!!(まあ、だいたいこんなモンですな)内幸町ホールに到着した時には、吉の丞さんが大雨かなにかで突然出来た川を渡ろうとされていた時でした。「深ぁいか〜 深いかぁ〜」 ああ、「七度狐ですね」
今日はなんと驚いたことに(よく驚く客だ!!)昼夜2回興行ちゅうことで、サスガに人気爆発の吉弥さんでも少し空席がございました。

桂吉弥のお仕事です。vol.3
7月29日(火)19:00〜
千代田区立内幸町ホール




桂 二 乗   つ   る


桂 吉の丞   七 度 狐


桂 吉 弥   蛇 含 草 


中入り


桂 吉 弥   三 十 石


・桂 二乗さん「つる」 京の二条の四畳半〜 米二の弟子の二乗さん♪ 残念!!聴けませんでした・・・
桂吉の丞さん「七度狐」 いいですねえ・・・ 他のネタも聴きたいですね。どんどん東京にもお越しください。
・桂 吉弥さん「蛇含草」 京須偕充プロデュサーが全く笑わずに座っており、お目当ての噺家の出番まではロビーで休憩している常連が多くて空席が目立つという、悪夢のTBS落語研究会で「池田の猪買い」を口演した話をマクラに・・・わっ!!「蛇含草」!! この間聴いたばかりやし、八方師含めて10日間で3回目とは、いくら季節ネタでもビックリです!! まあ、吉弥さんもマサカ池田の客がいるとは思われないでしょうがね・・・ 今日の「蛇含草」は良かったですよ!! お染久松比翼投げも無理なく見えましたです!!
中入り後
・桂 吉弥さん「三十石」 ひょっとして「皿屋敷」やないやろなあ・・・とわくわくドキドキしてましたら・・・よっ!!「三十石夢の通路(かよいじ)」 染丸師に習っておられた新ネタやないですか!! うれしいなあ・・・自分も伏見で土人形買って三十石船に乗る気分でたっぷりと聴かせてもらいました。唄の方はこれから歳をとられてサビが出てくるんでしょうなあ・・・中書島の橋の上から船頭にお土産の笄(こうがい)ねだる馴染みの女郎さんも出てくるフルバージョン!!
伏見の船宿寺田屋での帳面への名前付けでは「竹内日出男、中川清 河合浅次郎(河合一やったかな?)」と名前が並んだのも古いバージョンで好きでしたよ。それぞれ、6代目笑福亭松鶴、当代桂米朝、2代目桂春団治(括弧内は3代目)の本名やもんねえ・・・
これからも何度となく聴かせていただきたい噺でした。
今日の吉弥さんはよかったですね。お客さんが若くて反応もいいから余計にノるという事もあるのでしょうか? (池田よりは年齢層若かったもんなあ・・・) 本拠地の大阪より東京や地方に打って出たほうがいい緊張感があってポンとワンランクあがるのでしょうか?
「関西では刺激が足りん」なんて・・・キワドい下ネタの喩えしか浮かんでこないけど、そんなコトにならんようお頼み致します。

終了後、スグ横のビアホールでハチロー氏と一杯やっていますと・・・桂吉弥一座の皆さん勢揃いで入って来られまして、なんとなくうれしかったですな♪