さてさて、こんな本を読了致しました。
- 作者: 中野翠
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/02
- メディア: 単行本
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人生の不幸とは何か、を考えると・・・こんな不幸もあるんではないでしょうか?
初めて観た小津映画が「東京暮色」だった。
(まあ、「東京暮色」ではなくて「宗方姉妹」でも「風の中の牝鶏」でもいいのですが・・・)
最近、CSのチャンネルを変えていると、「東京物語」を放映していて久し振りに見入りました。
丁度、妻を紀子さんのアパートに残し、尾道時代の同僚達と一杯やった周吉が、同僚の東野英治郎とグデングデンに酔っ払って、次女の美容院にやってきたところでした。
中村伸郎も杉村春子も東野英治郎もみな味がありますなあ・・・超豪華な筑前煮の様!!!
小津映画は当然観てよく、色々な評論やエッセイを読んでよく、斎藤高順の音楽を聴いてよく、色々と味わえるものなのですが、この中野翠さんのエッセイは中野さんのおじょうずなイラストもおいしく、大変結構な一品でございました。