なべおさみ著「病室のシャボン玉ホリデー・・・」


本屋で手にとり、そうそう確か有楽町駅前の本屋でしたが、面白そうなのでそれ程内容も確認せずに購入しました。
ところが、途方もなく重い本でした・・・。
肝臓癌で再入院して余命幾ばくもないハナ肇を一心不乱に看病する弟子のなべおさみが丁寧に丁寧に書き記した記録なんですね。こんなに克明に書く必要があるんだろうか・・・一体誰が読むんだろうか・・・(まあ、私は読んだのですがね)という内容でしたな。
全身マーサージによる血行快復がいかに有効であるか、また言葉を発しなくなった病人といかに以心伝心を確信するかといった看病に関する知識はいただけましたが、もっと付き人としてついたハナ肇のエピソードが盛りだくさんでもよかったのではないでしょうか?
なべおさみの看病は夜担当だったのですが、病室の隅でじっと座って見守っているザ・ピーナッツの二人がとても印象的ではありました。