先週の土曜日、新橋の内幸町ホール「桂まん我独演会」に行きますと、入口で当日のパンフレットやアンケート用紙に近日開催の落語会チラシという定番の皆様と一緒に一枚の紙が手渡されました。
「新型インフルエンザに関するお願い」です。
例の日本帰国便での新型インフルエンザ発生に伴い、万が一この会場に保菌者がいた場合のことを考慮して氏名と連絡先を記入してください、とのことなんですね。
考えられるのは・・・帰国前からこの「まん我独演会」を楽しみにしていた搭乗者がいたか、その搭乗者の家族が「行かないほうがいいんじゃないの」というまわりの制止を振り払ってやってきたか、実は演者のひとりがそういう立場であったりとか・・・まあ、最後がなにしろ口角泡飛ばしての熱演な訳で一番怖いのですがね。まあ、そういう非常に確立の低い場合に備えてのアンケートなのです。
でも、こんなものもらうと一挙に新型インフルエンザを身近に感じてしまいますよね!!
最後に、「新型インフルエンザの流行など、想像したくありませんが、今後とも皆様方に安心して落語会をお楽しみ頂くためでございます。ご協力のほど何卒お願い申し上げます。」とありました。
なかなか「安心して落語会をお楽しみ」するのもむずかしいよなあ・・・
他の落語会やイベントでもこのような「お願い」が出されたのでしょうか？
さすが米朝事務所!! と言うべきでしょうか・・・。
それにしても笑えないよなあ・・・。万が一、来場者から新型インフルエンザが発生して、自宅待機状態になってしまったら、会社に何と説明するの？
「落語会に行って、そこで新型インフルエンザが発生しました」 て言えないよぉ・・・落語以上に落語のような話になってしまいますな。
