鎌倉散歩拾遺2 DOCOMO地蔵



       


やはり鎌倉は奥が深いというか、目を凝らせばいろんな物がありますね。鎌倉拾遺2はDOCOMO地蔵です。
瑞泉寺の方丈の向かって左手奥に写真の地蔵堂はありました。門前を恵比須大黒の石像に守られるという珍しい形!?
御堂には「どこもく地蔵」と書かれてありました。
調べましたところ、このお地蔵さんは「どこもく地蔵」とも「どこも地蔵」とも呼ばれているようで、言い伝えでは、この地蔵堂をお守りしていた人が、お堂の守りだけではとても食べていけず「どこか別の地に移って食べていける算段をしよう。地蔵さんには悪いがお別れじゃ」と思っていたところ、夢に地蔵さんが現れて「どこもく、どこもく」と告げられたそうな。堂守の男は最初何を言われているのかわからなかったが、「どこも苦、どこも苦」・・・つまり、どこへ行こうが苦しいのはおなじじゃ、と戒められておったんじゃな。それで男は堂守の仕事をまっとうし、その後この「どこもく(どこも)地蔵」は瑞泉寺の境内に移されたのだと。


名前から「DOCOMO地蔵」と洒落ましたが、ドコモからauにかえようなんて考えると夢にお地蔵さんがでてくるかもしれません。
「ドコモ、ドコモ」