Y字路を進んでいくと・・・

昨日と比べると過ごしやすい朝でしたね。
午前中は横尾忠則関連の録り溜めていた番組を見続けていました。「知るを楽しむ 人生の歩き方 横尾忠則」「世界わが心の旅 タイ わが涅槃を求めて」
やはり面白い!! 自分の人生を生ききってるという感じが溢れています。
インタビューでは白い帽子にモノトーンの(どうもコミック柄の)シャツを着て、緑色のジャケットをはおり、真っ赤なパンツに紫の靴下、姿白い革靴という姿に、これも彼のパフォーマンスかと笑いつつも感心致しました。

写真は兵庫県で開催された横尾忠則展で購入したガチャガチャの猫仏・・・我が本棚に鎮座しております。
横尾忠則に刺激されて、午後には渋谷Bunkamuraへ出撃!! 目指すは・・・

「奇想の王国 だまし絵展」ポスターハアルチンボルドの「ルドルフ2世像」 

堂々たる野菜と果実で形作られたほほえましいこの肖像画や、ダリやマルグリットなどの有名処に加えて、日本からも歌川国芳の浮世絵や本城直季の写真まで幅広い展示内容・・・
本城直季さんは若手の写真家で、風景を撮影する際に周辺をボカすことで、あたかもミニチュアの写真のような錯覚をおこさせる写真を発表しています。

関西学院大学の広告撮影メイキング
http://www.kwansei.ac.jp/admissions/making/index.html
この春、関西学院大学の全面広告が朝日新聞に掲載されましたが、その際の写真がこの本城直季さんでした。この関西学院大学のHPにメイキング及び写真の壁紙がありました。こうして俯瞰シーンは撮影されたのですね。
かのエッシャーも多くありましたが、日本のだまし絵の第一人者である福田繁雄氏の作品が1点しかなかったのが残念ですね。もっと多く選んで欲しかった!! (今年1月に惜しくも急逝されましたからね。)

今までのBunkamuraザ・ミュージアムでは最高の混雑でビックリしました。なにしろ、チケット購入で15分以上並びましたからね。会場内も並んで鑑賞する人々がとぐろを巻いておりましたよ。私といえば、いつもの通り並ばずにひょいひいと顔を入れつつ遊泳して行きました。


■オフィシャルHP 面白いですよ♪
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/09_damashie/index.html
冒頭にルドルフ4世の顔が動く動画があります。これは必見ですね。

しかし!!
私が一番お目にかかりたかった絵画がありませんでした。
先月だったかの「新日曜美術館」でこの「奇想の王国」が紹介された際での1枚の絵に驚かされ、その絵見たさにやって来たのに・・・
それはこんな絵でした。

録画しておいた「新日曜美術館」の画像をストップさせて描いてみたのですが、ヨーロッパの地方都市の風景です。中央に教会かお城のような中世の頃の建物がある荒廃した風景です。
ところが、これを左を下側にして見てみると・・・!!!
この絵の実物を見たかったのになあ・・・残念です!!