千朝落語を聴く会

昨夜、大阪へ逃げ帰ってきました。
品川を出て間もなくのアナウンス・・・
「次は名古屋です。うぁ 失礼しましたっ 次は新横浜です。」
クスクスとした空気が流れて、なんとなくリラックスさせていただきました。

本日は午後から梅田に出掛けまして・・・

千朝落語を聴く会 太融寺


桂 しん吉  三人旅


桂 千 朝  小倉船


笑福亭銀瓶  宿 題


桂 千  朝 質屋蔵

鉄オタしん吉さんは米朝一門では珍しいという「三人旅」 お伊勢参りの三人連れが疲れたので、次の宿場まで馬で行こうと、馬子と乗り賃を交渉するという噺。放送禁止用語が出まくるのでテレビやラジオではまあ聴けない噺とのことでしたが、色合いが違っていて面白かったですね。(6代目松鶴師匠がよくおやりになっていたそうです。)

千朝師の手堅い正調「小倉船」は誠に結構でございました。門司から下関を結ぶ船の上、小用をしようとした男が50両という大金の入った財布を海に落としてしまう!!男が財布を求めて海の中に入ると竜宮城が現れてというブニュエル的というかじゅずつなぎ式ファンタジー・・・正式名称「竜宮界竜の都」という上方落語西の旅噺です。千朝師のほんわかした口調に合っていますね。

銀瓶さんは三枝師作の宿題。小学生の息子の算数の宿題に翻弄される父親を描いた秀逸な噺ですがよく受けていましたし、「宿題」を自分のものにされていますね。

さて、千朝師は「質屋蔵」 「人の思い」ごと品物を預かる質屋さん、その蔵にお化けが出るという噂がたって・・・というような噺なんですが、冒頭から旦さんが番頭に語る質草の因縁話等むずかしいところの多いネタであります。
いやあ千朝師もその部分が短調になってしまい、あとから登場する丁稚の定吉や手伝いの熊はんの笑いももうひとつ盛り上がりに欠けました・・・残念!!

次は夏の京都気楽堂か10月のワッハ上方での独演会…なんとかして行きたいもんですな。

(太融寺西門。門内右手の建物が落語会の開かれた本坊)


終了したのが午後4時過ぎで、それから玉造方面に散歩に出掛けたのですが・・・それは明日にでも!!