歌川国芳展続報!!


この間の府中市立美術館「歌川国芳展」で販売していた「ふじ屋染 国芳 ねこずくし」の日本手拭です。
お土産として差し上げようと思っているので未開封状態につき、袋入りで撮影しました。
猫好きの国芳が猫で東海道五十三次を図柄にしています。
日本橋」ならかつおぶし2本で「にほんだし」といった具合で、かつおぶし2本に猫がかじりついてます。
この写真の中なら・・・
沼津は「なまづ」で鯰と猫。見付が寝た猫で「ねつき」(共に残念ながら絵は隠れていますが・・・)
中央部分の袋井は袋を頭からかぶった猫の図で「ふくろい」

面白いですよねえ!!



それと、後期展が始まるので京王明大前駅に大きなポスターが貼り出されていました。(前期は鯨と戦う宮本武蔵像でした。この浮世絵も素敵だ。)


これは壁に描いた落書きを装った役者絵です。
老中水野忠邦の「天保の改革」で役者絵禁止令が出たので、こんな浮世絵を世に出したんですよ!!
実に面白い!! また、これを買った人がいたということ自体が面白いし、文化の成熟度を感じますね。
当時、浮世絵はそば2杯程の値段だったと展覧会で記載されていました。庶民が十分に買える値段だったんですよ。


さあ、まだ後期展も始まったばかりです。このGWはみなさん府中の森へ遊びにいかれてはいかがでしょうか!!

府中市立美術館HP

猫の五十三次図はありませんが、色々とユニークな図が見れますよ。

http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/kuniyoshi/index.html