夏休み公演 第2部「夏祭浪花鑑」 



昼から外出してミナミの国立文楽劇場へ「文楽夏休み公演 第2部 『夏祭浪花鑑』」を観に行ってきました。
とても楽しめました♪ 初心者にもお勧めの舞台ですね。動きも多いし、筋もわかりやすいですしね。(と書いたものの、簡単にまとめようとするとこれがヤヤこしい!!)


侠客団七が恩を受けた人の息子磯の丞を守ろうと奮戦するが、敵方についた舅義平次がなにかと邪魔をし、ついに斬ってしまう。舅といえば親殺しで大罪!! 仲間は協力して団七を備前玉島へ落してやるのでした。
というのが主題のひとつで、もうひとつが磯の丞を取り巻く女性のロマンス。傾城琴浦に、身を潜めていた内本町道具屋の娘お中。
団七の女房お梶に団七を助ける釣船三婦(つりぶねさぶ)や、一寸徳兵衛とその女房お辰などと取り巻く人々も多彩です。


釣船三婦内の段では切場の住大夫師は素晴らしいし、吉田蓑助師操る「徳兵衛女房お辰」がなんとも色気を秘めて美しいし見ごたえたっぷり。
泥場で流れてくる地車囃子、そこで魚屋団七と舅義平次がもみ合い、やがて刀を抜く「長町裏の段」は、団七を語る竹本千歳大夫師の熱演で見ごたえ聴き応えがあり、大阪では久し振りにやったという「田島町団七内の段」での屋根の上での大捕り物も見飽きないものでした。


個人的には高津神社の宵宮の地車だんじり)囃子がアップテンポで鳴るだけで、身が浮かれています。(隣りのオジさんは思わず足でリズムを取り出して・・・少し迷惑でしたがね)


やはり、落語を入口としたら、こうした古典芸能の世界に入りやすいですよね。上方落語には浄瑠璃義太夫)もよく出てきますし・・・ 歌舞伎も文楽も、お能も、なんて言ってるとお金がいくらあっても足りませんが・・・(笑)

是非、一度文楽もご覧ください。楽しい世界が広がっていくと思いますよ。