散歩堂残日禄 菊之丞独演会

菊之丞独演会 @ちんとんしゃん

菊之丞 夢金︎

お仲入り

菊之丞 二番煎じ

 

夏の前回が船徳、夏冬の違いあれど船繋がりなのが面白い。いい夢金だったな。中洲に侍を残して去るところの粋ったらたまんない。仲入り後はこれまた寒風吹き荒ぶ二番煎じ、今の季節にぴったり過ぎて猪鍋で熱燗やりたくなる。菊之丞師の噺にはこのちんとんしゃんの薄暗い空間がぴったりだ。次回も期待大である。尚この日には師のカラオケ仲間という文楽の三味線師匠も客席に姿を見せられ私は大喜びしたのだった。

 

散歩堂残日禄 一之輔たっぷり

一之輔たっぷり@鈴本演芸場

貫いち 権助提灯

一之輔 愛宕山

一之輔×馬風(御年84歳!) 対談

お仲入り

いっ休 代脈 祝二つ目昇進

一之輔 不動坊

 

愛宕山馬風師との対談も煮凝の様な旨味はあったが今夜は不動坊に尽きる。屋根の上の群像劇は倉本聰の脚本かと錯覚する程で白塗りのチンドン屋が私には田中邦衛に見えた。

オレも馬鹿だけれど、お前らも馬鹿じゃねーのかよー!

ハネてからうずまき堂さんと御徒町のガチ中華「羊香味坊」で羊三昧の夜。ブラボー‼

散歩堂残日録 2023年11月末のこと

11月24日金曜日をN休と称する有給取得取得推奨日ゆえ休みとしての4連休を楽しく過ごしての今週、禍福は糾える縄の如しというが27日夕刻、人事より呼び出しあり正式に来年6月でのお役御免を告げられた。一応それ以降はフリーである。素浪人である。それまでの日々を残日録として記すのもよかろうとこのブログの再稼働を思いついたのであった。

27日夜はさばのゆに難民移民フェスの仲間を連れて行って楽しき語らい、29日30日は亀戸カメリアプラザでの吉坊・裕一・奈々福の「終わらない古典のはなし」でござる。

何年か前の「語り芸パースペクティブ」の続編のようでもあり楽しみにしていたが期待を裏切らない素晴らしい内容であった。特に2日目最後の吉坊「弱法師」は堂々たるもので惜しみない拍手を送った。

光陰矢の如し コロナの日々は縄の如く続く

いやあ、日々は新幹線に乗って過ぎ去っていく。

もう2022年も年末となってしまったが、いろいろとあった1年であった。これから少しそのあたりを書こうと思うのでよろしku

 

年末も忙しかった。

12月23日(金)はテレワーク。昼食摂る間もない程忙しく、16時過ぎには早上がりして空港に向かい。19時の便で帰阪。混雑していて何度も奈良上空を回った。空港に着いたら近距離のタクシーはおらず8人待ちで相当に寒かった。

 

12月24日(土)11時過ぎに実家を出て京都行き。四条河原町より三条通りまで裏道を歩く。イノダ本店でハヤシライスを食べ、京都文化会館での「浪曲でつづるあなたの町の物語」ファイナルへ。熱演が続き見事であった。奈々福さんを好きになり本当によかったと思う。旅に行ったり、勉強したり、これからも本当に楽しみだ。東京組の打合せに参加して帰宅。

 

12月25日(日)今日は神戸へ。六甲アイランドの「神戸ゆかりの美術館」での「三つの百景 川西英」。twitterで知って是非とも行きたいと思ったもの。行った見た景色も多く楽しめましたよ。六甲アイランドまでは検索し阪急御影駅からみなと観光バスを利用したがこれもよかった。御影でケーキやクリームパン買い求めて帰宅し、夕食(鶏もも肉の照り焼き、クリスマスだからね)後、ちりとてちんに行き、落語仲間のとみさん、ミサちゃんと乾杯。恒例「く・暮れカレー」をうどんで食べたら腹がはちきれそうになってしまった。

 

12月26日(月)テレワーク。会社はこの日が最後で夕礼をZOOMで見る。しかしグループのシステムが28日まで動くこともあって私は28日まで仕事が続くのだ。今日は蟹が届くと老母が待ちかねていて届いた箱を開けるとホッケやコマイだったので「誤配送だ」と騒ぎとなった。しかしこれは私の会社から忘年会しないかわりにと北海道工場長セレクトの商品が届いたものであった。電話で確認したところ、蟹の到着は明日だったのだった。

 

12月27日(火)今日もテレワーク。昼は母がコープの宅配で買っていたリンガーハット皿うどん、夜はやってきた蟹で焼き蟹!!

 

12月28日(水) 今日もテレワーク

コロナの日々 空焚きしちまった

昨日26日は月初2日(土)の出勤代休だったがどうも疲れが取れず、外も雨なんでぐたーとして過ごしてしまった。夕方には雨がやんだので駒場東大前まで出て友の会に入っている日本民藝館へ30分だけ心の洗濯に行く。復帰50年の「沖縄展」を開催していて大展示室に並ぶ紅型や絣が壮観であった。帰途、宮ノ前の図書館に立ち寄り、読売の星野博美さんの連載を4か月分見たりして過ごした。平家物語(上 新潮社)と宮田珠己「なみのひとなみのいとなみ」借りて帰宅。

今日もテレワークだが、午前中ラジオからかと一瞬思ったが台所からピーピーピーと聞こえてきて大いに焦った。麦茶を沸かしていて空焚きしてしまったのだった。しばらく体の震えがおさまらぬままにテレワークを続けたんだけどね。やっちまった。

コロナの日々 感染爆発の最中にて

2022年7月も22日まで来てしまった。このとんだ記録の合間にあまりにも多くの出来事があったのだったが、まあそれはいたしかたなし。

と書いているのはもう25日の夕方だ。

この土日はどうも疲れが出てほとんど横臥していた。土曜日には夕方から必要あって高円寺に出かけたが早目に帰ってきたし、昨日日曜日は買い物がてらに久我山稲荷の祭礼をのぞいたくらいだ。神輿は出ないが、境内には夜店が溢れていてコロナ前のようであった。次の神楽や盟神探湯(くがたち)までまだ時間があったので諦めて境内を出た。

どうも最近本もあまり読めていない。最近読了したのは田澤耕著「カタルーニャ語 小さなことば 僕の人生」(左右社)くらいだ。銀行員になりバルセロナ支店開設準備のため語学留学した縁で出会ったカタルーニャ語バルセロナを首都とするカタルーニャ自治州の言語)の研究者の道に転じた著者の豊かな人生が思う存分に語られた気持ちのよい本であった。さあ、また本読まなくちゃ。

相変わらずコロナの日々 義太夫それから久米明とつげ義春と

レコードの針が飛ぶように日が過ぎていく。このところ肌寒い日が続き閉口しているのだが、そう言いつつもうろうろはしている。

12日は都内某所でのY太夫所蔵SPレコード義太夫を聴く会。津太夫のすし屋に、つばめ太夫時代の越路太夫による阿古屋琴責。音質もよく3分毎にレコードを裏返したり取替たりしなくてはならないが、、、アナログが最終的には勝つんじゃないかなと改めて思った。50年後デジタルは聴くことが可能なのだろうか。

13日は雨日で肌寒く、夜飲みにいく約束もあったがキャンセルした。善行堂からいろいろな本が届いて慰められた。

14日は三鷹から国立行き。三鷹では水中書店にお久しぶりと顔を出し、南口の方の桜井浜江記念ギャラリーで開催中の久米明追悼展を見学、黒澤版トラトラトラ!に配役されていてそのメモ(衣装が2着用意されていて驚いた由)とか懐かしい「すばらしい世界旅行」の写真など拝見した。その後、国立に移動してギャラリー・ビブリオへ。

ビブリオでは北冬書房50周年記念展が開催されていて、多くの漫画原画が展示されていた。その多くが売約済のシールが貼られていて驚く。今夜、つげ義春の長男正助さんのトークショーがあり満員ながら立ち見でも聞けることを確認し一旦失礼した。「さっき岡崎さんが来てましたよ」とビブリオ店主から聞いたので電話してみると国立に戻っているところだという。駅前で落ち合い、三日月書店に寄ってからロジーナ茶房でお茶をした。