松本散歩♪ 松本城から開智学校へ


大阪から友人夫婦がやってきました。まず初日は松本市内を案内しました。中町通りから、縄手通りをぶらぶらし、松本城へ・・・。
あっぱれ日本晴れで、松本城も黒いながら堀の中の白鳥のように優雅に浮かんでいました。いやあ、いつ見ても美しいですね。鉄砲狭間も多く造られ、黒がねに覆われた城郭は平城なれど戦国の気風を漂わせているものの、この城に立て篭もっての戦なんて考えられないです。


久し振りに天守閣にも登りました。中高生の頃以来かな。急な階段に充分注意しながら最上階に達しましたが、平城だけに見晴らしは絶景とはいきません。
しかし、入場料を払わないと、このようなアングルでの撮影も出来ませんよね。
そうそう、城にいた観光客の8割は中国のお金持ちの方々でした。これにはとても驚かされました!!


城を出てから、開智学校へと向かいました。私にとっては、まあ定番のコースなんですがお城から何割の人が開智学校に行くのでしょうか。1割程度でしょうか・・・。重要文化財旧開智学校は元々中町通りの近くにあったのですが、昭和30年代に今の地に移築されたものです。旧開智学校に隣接して今の開智学校が建っています。両学校を入れて1枚撮影しました。

明治9年といいますから、西郷隆盛西南戦争の前年・・・1876年の建築です。東京から遠く離れた松本で地元の大工や鏝絵師ががんばった成果です。そうして眺めると、かわいくないエンジェル?さえも愛嬌があるように思えてくるじゃないですか。
素晴らしいよ!! 開智学校君。


展示品も堪能出来ました。特に昔の教科書に感心すると共に、時代のギャップも感じました。尋常小学校1年生の国語は・・・
はと・まめ・ます・みの・からかさ
ます以降はもう使えないですよね。
戦前の教科書と戦後の教科書の間にも差がありすぎですね。なんだか戦後の教科書は甘っちょろいです。2ページの見開きで先生と生徒の絵に言葉は「はい」の一言のみです。
最近は土曜日も休みになって、どんどん甘っちょろくなっていってるんじゃないでしょうかね。

旧開智学校のテッペンではピーヒョロロロローとトンビが止まって鳴き続けていました。