日曜日には鶴川へ

台風一過の日曜日は仕事で早朝から本厚木に遠征してきました。
その帰り道、このまま帰ってもなあ、と近くの鶴川で下車し、白洲次郎・正子の旧邸「武相荘」へ行ってきました。武相荘・・・なんて読むかわかりますか? そう、文字通りに「ブアイソウ」と読みます。面白いですなあ・・・
小田急鶴川駅を出ても、なんの看板もありません。迷った挙句のコンビニ頼み!! コンビニでいろんな地図を調べてようように「武相荘」の場所がおぼろげにわかりました。−あともコンビニのハシゴで辿りつこうという魂胆。あ−駅前は情緒もなんもないなあ・・・
北口を出てなんやゴチャゴチャある店を抜けて、右手、東方向に進みます。確か一つ目の信号で左折のハズ・・・と向かっていると、気になるものを見つけました。

 石碑には「香山 神蔵宗家」とありました。なんやこれ?宗家?なんの? ついつい好奇心が出てしもうてのこのこ入っていきました。きょうび「宗家」なんてウサン臭いものの代表みたいになってますよね。まあ、和泉元彌とそのおかあちゃんが「宗家」の格を3ランクぐらい落としたんですが・・・
「香山園」これで「かばやまえん」と読むところから?なんですが、案内版の説明もようわからん「?」な内容なのでした。
ひとつ間違いないのは、ここでNHK大河ドラマ八代将軍吉宗」の柳沢吉保のくだりが撮影されたという事だけでした。
そうそう、他に「なにやら城址」の説明もありひかれて入って行ったんですが、帰って後、いくら探してもそういう城の情報はありませんでした・・・。
広い坂道を登ると大きなお屋敷とその前の巨木が目に入ってきました

ほう、えらい立派なところやないですか!! と感心するマもなく、玄関からツタタッターとひ弱そうなオジサンが前のめりで現れて、
「ご見学ですか?」とややきつい口調で尋ねてきたのでした。
「いえ、ちょっと・・・」なんて言ったものなら「スグに出てってよ!!」と怒りそうな雲行きです。
「ええ、観光ですよ」と受け流し、―千円は高いなあ・・・と思いつつお邪魔したのでした。
入ってみると大きな屋敷の中に先ほどのオジさんと、その父と思われるプックリとしたオジイさんがいましたよ。
豪華な成金趣味の調度品に囲まれて座っているオジイさんに「このお屋敷にはいつ頃まで人が住んでいたんですか?」と質問しますと、「今も住んでします」とのことでした。
鉄斎のええ加減な屏風はあったものの、それだけかなあ・・・で、庭へとまわりました。一度玄関を出てから巨木の横から入るのですね。
先程のひ弱なオジさんは私が兼ねてその引戸を知っていて無断でパパッと庭に入るんじゃないかと恐れていたのかも知れませんなあ・・・
ギギギッと引戸を開けて腰をかがめて入りますと・・・

以下翌日のお楽しみ♪