いよいよ武相荘へ

いやー、ひっぱるなあ・・・
それにしても看板もなく、飛び込んだコンビニの地図には記載されていないので、もう少し歩いたら戻ろうかと考え出した時、足元に小さな看板がありました。
「間違いなかったんだ!!」
それにしても、まあこんな案内板しかないとは・・・ 前を向いて、シャッキッと背筋をのばしてグングン歩いていたら気付かなかった処でしたよ。
とにもかくにも、方向は間違いなかったんや、と安心して歩き出すと・・・間もなく到着致しました。大きなユニクロの店舗に山半分削り落とされた高台に、その武相荘はありました。ここも拝観料は1,000円でした。
でも門構えからしてキリリとした感じですよね。有名なポスト替わりの臼も置かれてありました。

白洲次郎・正子夫妻が昭和13年だったかに、農家を買い取りその後増改築を続けた自宅です。平成9年に白洲正子さんが亡くなられて、その後整備されて公開されているのです。
白洲次郎は最近脚光を浴びたけれど、吉田茂の懐刀としてGHQと渡り合ったり、憲法制定にかかわった。戦後は東北電力の社長・会長等を歴任している。正子は骨董を愛する随筆家で、私も数冊は所有していますよ。もっとも、つん読を通り越してしまっ読なので、これからジックリと読んでみたいなと思っています。次郎は畑仕事や大工仕事が好きで余暇によくこの屋敷を手入れしていたようです。   
結構多くの人たちが見学に訪れていて驚きましたが、真の贅沢を観たくてミンナ来ているんでしょうね。
ここには本物がありました。
家のあちこちに次郎手製の電気スタンドやら何やらが無造作にあり、また正子も高価な骨董であろうと日常生活に取り込んでいく人でした。昔読んだ話では古墳出土の副葬品である勾玉をペンダントにして首からかけていたというのがあり、少しビックリしたのを覚えています。

門を入ると、こんな感じです。奥が萱葺きの母屋です。手前が作業小屋ですね。1階部分には農作業工具が置かれてありました。

〈自宅のパソコンが悪いのか、HATENAが悪いのか、スクロールが不能になりましたので作業中で中断します。 工事中です。)