ドキュメンタリーの力

日曜日には外出しませんでした。昼過ぎに一度は久我山駅まで歩き出したんですが、途中で引き返しました。なんとなくノれなかったんですね・・・。
夕方、とても印象に残るドキュメンタリーを観ました。


ハイビジョン特集「物理学者 がんを見つめる 戸塚洋二最後の挑戦」 


戸塚洋二氏は素粒子ニュートリノをあのカミオカンデで研究し続けていた物理学者です。ノーベル賞受賞者小柴博士のもとで研究を重ね、従来は質量0と言われてきたニュートリノに実は質量があることを証明されました。次のノーベル賞受賞者と目されてきた学者だったのですが、ガンになられて研究生活を断念、治療しながらも科学者の目で自身のガンを見つめ、それをブログに書き続けてこられたのでした。
昨年8月に亡くなられるまでの日々を家族や同僚の証言と、ブログの朗読をもとに綴っています。
いやあ、見ごたえがありました。重いテーマではありましたが見てよかったと思えるドキュメンタリーでした。

検索し、戸塚先生のブログを見つけました。
花の写真も美しく、じっくりと拝見したくなる内容です。
■The Fourth Three-Months
http://fewmonths.exblog.jp/
ラストは先生の写真と家族の方のメッセージです。
また、亡くなられる前にわかりやすい科学入門のHPもつくられていました。こちらも少しずつ読んでいきたいと思います。
■戸塚洋二の科学入門
http://www.kenbunden.net/totsuka/


※今週7月14日(火)の午後10時からNHK総合でヒューマンドキュメンタリー「物理学者・戸塚洋二 がんを見つめる」として放映されます。