第9地区

南アフリカ首都ヨハネスブルグ上空に巨大UFOがやってきて全く動かない。
軍が出動し、焼き切って突入すると・・・そこにいたのは難民と化した宇宙人の群れだった。
彼らは地上に移され、第9地区という一角に隔離されたが、より郊外へ移転させることになり、政府より委託された民間会社が宇宙人宅を訪問し、承認のサインをもらってまわるという作業が開始される。
とここまではドキュメンタリータッチで、周囲のインタビューの映像をちりばめて進んでいく。
おいおい、こりゃマイケル・ムーアかい?と少し疲れてウトウトしかけたのだが・・・
民間会社のリーダーが宇宙人の科学者らしき家の中に押し入ってから、なんじゃこりゃ!!!の急展開で眠気も吹っ飛びラストへ向かって怒涛の進軍となったのでした。
いや、こりゃ知らずに観てビックリした「エイリアン」以来のSF映画では新鮮な感覚を味わった一本となりましたよ。
無名のニュージーランドの監督に、無名の俳優で世界的なヒットまで持っていったのは大したもんですね。日本もがんばらんば!!! 日本アニメからのパクリもあるし・・・
ただ、エビといわれる宇宙人は触覚なんか、エビというより、どうかんがえてもコオロギやカマドウマ系だし、バリバリの人型で仮面ライダーの怪人のようでもうひとついただけませんでしたね。