田淵幸一著「タテジマ」

昨日、大阪伊丹空港の書店でみつけて即購入!!即読了しました♪

以前から出版されている事は知っていましたが、東京の本屋さんではお目にかかれませんでした。



タテジマ

タテジマ


いや、面白かったなあ〜!!
阪神OB会長に就任した田淵さんが自身の阪神での選手時代、星野監督とのコーチ時代を振り返る、阪神ファン必読の書です。

今でも深夜に呼び出されたトレード通告には怒りを感じておられる(当然!!)し、それ以上に0.5ゲーム差で巨人のV9を阻止して阪神が優勝する可能性が高かった昭和48(1973)年の10月20日の中日戦、同22日の甲子園での巨人戦の連敗には違和感を抱き続けておられます。
中日戦先発が江夏、巨人戦先発が上田二朗(懐かしや!!)だったのですが、本来は逆ではないか? 中日に強い上田で、江夏は巨人戦こそ闘志を燃やすハズ・・・と当時の選手も違和感を感じていたそうです。そして、田淵さんは今も亡くなった金田監督に「Why?」とつぶやくのでした。
自ら批判を浴びた怠慢プレーの話や、「がんばれタブチ君」の裏話も披露されています。(笑)
最近ではコーチ就任をゴルフ場で星野さんから言われた言葉にも身が震えます。
「おい、行くぞ。シマや。タテジマや。」

思い出に残る巨人戦39戦も読み応えがありましたが、なんといっても第三章「タテジマの仲間たち」ですねえ・・・。

まず江夏豊、そしてザトベック村山実!! 遠井吾郎、ヒゲ辻・ダンプ辻の両捕手、古沢憲司佐野仙好安仁屋宗八、谷村智博・・・懐かしいなあ。

阪神ファン諸氏よ!! 読まれよ!!!