マツモトヨーコ著「偏愛京都」

偏愛京都 (小学館文庫)

偏愛京都 (小学館文庫)


出張先の枚方市樟葉の水嶋書房で買い求めたもう1冊を読了しました。
小学館文庫の可愛い、これ自体を「偏愛」したくなるような素敵な本です。
私とほぼ同世代のマツモトさんは学生時代を含めてしばらくを京都で過ごされており、その後も数限りなく京都を訪問されているようです。
そんなマツモトさんが愛する京都のB級遺産の数々をイラストとエッセイで紹介している本です。
有名な寺院は出てこず、街中の喫茶店や、路地の風景・・・
今はもうなくなった「ベティさん風の時計屋さんの看板」など著者と共になくなってしまったことを残念に思ってしまいます。

特に京都のいろいろな商店街や通りの散歩コースとしての紹介が魅力的ですよ。散歩堂としても、これは要チェックでした!!
吉田山界隈や、出町柳の枡形商店街なんて歩いてみたいですね。

好きだったイラストは「地蔵盆の光景」や「西陣のリヤカーで来る豆腐屋さん」など・・・
ラストに付録としてお地蔵さんのイラスト特集なんかがついているのも楽しいですね。


文庫本で本体価格714円(税別) 是非お買い求めください♪