午前中なかなか起きられず。
昼前から代々木上原に出掛け、初めての上原落語会を聴く。

こはる 初天神
た ま ちしゃ医者
萬 橘 時そば
味千代 太神楽
中入り
た ま 近日息子

たまさんを2席も聴けるとはね。てっきりなんだか変だけど味千代さんで終わりなのかと思っていた。
ちしゃ医者は恐ろしく汚いが楽しい噺だ。私は相当前に雀三郎さんで聴いて以来。もっといろいろな人で聴いてみたい。
しかしこの会場で半分の方がたまさんを聴いたことがあったのには驚いたな。
たまさん2席目の「近日息子」は他の人で聴くのとは随分と印象が違う。ああ、どたばたやらいでもとも思うがそれはそれで面白いんだから凄い。
結核を言い間違えた男に「おまえはいつも言い間違いが多い。しかも指摘されても誤らへん」とその過去の間違いをしつこく問い質し続けるときには周囲の(東京の)お客さんついてきてくれてるやろかとハラハラした。まあ、大丈夫な様子でなによりです。
今日はこはる・たま・萬橘と3人も聴きたい人がいるので来た訳だが、普通そのお目当ての噺家が「時そば」やりだすとガックリくるものだが、いや実際に今日もガックリしたのだが、萬橘さんはその上をいった。自由な変形で十二分に楽しませてくれた。
これを「イリュージョン」というのかもしれない。
こはるさんは元気いっぱいで開口一番としてはうってつけだけど本来はもう開口一番って位置ではないわな。
初天神で飴から凧というパターンは初めて聴いた。この編集はありだな。
味千代さんの太神楽は寄席に行ったことのない人達が大喜びに沸いて、そんな中で見る楽しさは格別だ。


終演後、たまさんのCD購入し、代々木上原近くの古本屋ロスパテロペスに初めて立ち寄り、柳谷花禄対談集(米朝師匠が対談相手であった)他を買い求め、千代田線で表参道まで出てHBギャラリーの牧野伊三夫展に顔を出した。


西荻窪に引き返してグラス工房でオフ用の欅製メガネを受け取ってから、今度は浅草を目指して移動開始。
田原町で銀座線を下車して向かうは木馬亭也、今夜は玉川奈々福のほとばしる純情浪曲!「銭形平次捕物帳雪の精」
前編後編合わせて2時間を超える大作に三たび挑まれたのだ。2年前にも聴いているが更に節が朗々とのびて誠に気持ち良い。
途中けれんとしてエコーをかけるけどなくても十分だと思える。美舟ちゃんも頑張った!
その後仲間と小野屋で楽しく打上げ♪