里山辺をうろついた


月曜に源智の井戸で工事のオッサンが「山辺の水の方がおいしいな」と言っていたことやらなにやらで山辺地区を散策してきました。
まずは松本民芸館。11月25日の月曜日に友人をどこに案内しようか色々調べましたが、美術館等は月曜定休が定番で悩んだ挙句に、弘法山古墳と源智の井戸に案内したのですが、その調べた際に、一度行ってみようと思ったのが、この松本民芸館でした。
少し離れた駐車場から民芸館まで歩きました。なかなかに素晴らしい外観に期待が高まります。

いやあ、思った以上に素晴らしい展示でした。民芸館といえば、これでもか!!とギュウギュウに陳列していることも稀ではないのですが、ゆったりとした展示姿勢に好感が持てました。
洗馬焼や松代焼といった地元長野の焼き物も多く、その姿勢もこれまたよし!!

説明過多でないのもいい。でも、なんだかわからないものも少々ありましたがね。
この仙台箪笥なんかどうですか。

金物の凝っていることといったら・・・「ほう」と一声発して眺めるほかありません。


松本民芸館は民芸の父と言われる柳宗悦に影響を受けた丸山さんが収集した民芸品を公開、晩年に松本市に建物ごと寄付したものです。建物も江戸時代の民家の移築もありみるべきものが多い建築でした。

少し離れたところに山辺学校があります。重要文化財の開智学校に遅れること10年、明治18(1885)年に大工棟梁佐々木喜十の指導により建てられた学校です。パッと見に、開智学校にそっくりでしょ。
ただ、開智学校の華やかさはないですね。当時から開智学校が「ギヤマン学校」と呼ばれたのに対して、かたや山辺学校は「障子学校」と呼ばれていたそうです。


正面のアップはまったく似ていますが、こちらは重要文化財ではなく、長野県の県宝です。


山辺学校の近くに前から気になっていた看板があったのです。
「針塚古墳」
古墳マニアの私としては「いつかは見たい」と思っていたので、ちょうどいい機会と足をのばしてみました。すると、この古墳、積石塚だったんですよ♪積石塚を目にしたのは初めてのことで感動!!致しました。なにを興奮しているの?と思われるかもしれませんが、普通の古墳は土を盛って塚をつくりますが、これは石を盛っている訳なんですよ!! 日本でも四国の香川県には多いと知っていたのですが、こんなところで遭遇するとはねえ・・・。
渡来人系の墳墓と言われており、やはり安曇族に関連するものかもしれません。


古墳の上部には石郭もありました。なかなかに立派なものですぞ。(少し離れていますが、山辺学校が見えているのがわかりますでしょうか)


「よかった、よかった」と針塚古墳を後にして、山辺学校の斜向かいにある「兎川寺」に行ってみました。
そこには・・・松本城初代城主石川和正公夫妻の供養等がありましたよ。

それより、本堂の屋根を見上げていると、甍の上に小さなウサギの紋を見つけました。小さすぎてわかりにくいかな。


最後に、美ヶ原温泉は「ウェルネスうつくし」に行きました。色違いのストーリアを見つけ、横に駐車して記念撮影としました。この「ウェルネス-」は水着着用の温泉施設で、プールで泳がなかったものの、結構ながい間、いろいろな温泉につかってノンビリしましたよ。
今度はプールで歩行でもしますかね♪