CD「昭和戦前面白落語全集 上方篇」

sampodow2006-12-10



少し前ですが朝日新聞に落語のSPレコードコレクターが協力してCD集をつくったという記事が掲載されていました。
SPレコードを音源としたものでは初代桂春団冶のレコードや東西落語紳士録のCD−ROM等持っているのですが、落語が雑音にかき消されるというより、雑音の向こうで落語がなっているという感じの、なんだか「のどか」な雰囲気をかもし出しています。初代桂春団冶のダミ声も永い間聴いておらずこれは欲しいな!!と記事を切り抜いておきました。
朝日新聞のHPを検索すると・・・ありました、ありました!!

http://www.asahi.com/culture/stage/rakugo/TKY200611170265.html

先週になってこの発売元のHPを見つけてとうとう上方落語編を注文してしまいました。好きやね〜。それが本日AM配達されてまいりました。
ホレこの通りです。えらい大きな箱ですが、四方にグルリとスポンジが入っていて、中には参考資料とCD8枚しか入っていませんでした。
中身は・・・なんて延々書いても興味ないかもしれませんが、その音源のSPレコードは1930年前後を中心とするいたって古いものです。
初代と2代目の春団治や4代目と5代目の笑福亭松鶴なんかが聴きくらべることが出来ます。
初代桂小春団治という人もあって、この人は後に落語家を廃業し、花柳芳兵衛という名で踊りの師匠になった人ですが、「はなやぎよしべえ」って懐かしい人いませんか?
今、40前後より上の人で関西で育った人の中には日曜お昼の「素人名人会」の審査員席に大久保玲らとともに並んでいたやさしそうな踊りのお師匠はんとして覚えておられる方も多いのではないでしょうか。