今日は久し振りの休暇で・・・結局終日家の中で過ごしました。
昨日からニッポン放送は「オールナイトニッポン40時間スペシャル」を放送しております。
早朝から南こうせつ・イルカ・三宅裕司笑福亭鶴光タモリ吉田拓郎とパーソナリティを替えつつ2時間ずつ延々とやっており聴き続けていました。
時にはラジオを聴きながらもテレビで三浦和義容疑者再逮捕のニュース番組をチェックしつつ・・・


奈良にいた頃、西荻窪や松本にいた頃もメインのテレビの見える部屋で寝続けていました。便利ですからね。
久我山に転居してもしばらくはそうでしたが、生活にメリハリをつけるために昨年末から寝所を書斎というか書庫に変えました。(地震がくると少し危ないんですけれどね・・・)
そこで、寝る前や起きてスグにはラジオを聴きはじめたのです。
自分が切り捨てていたラジオの世界・・・もっぱらAMですが、テレビとは違う世界をもうひとつ所有出来て満足しています。
土曜の午後にはTBSラジオの永六輔久米宏の番組を楽しみつつ、書庫の整理なんかをしていると、なんともゆったりとした時間が流れていきます。





今年の正月休みにこの平山秀幸監督作品「しゃべれどもしゃべれども」のDVDを観ました。TOKIO国分太一初単独主演作品で、彼が髪を切って落語家役を演じて話題になりましたが、落語が舞台ということで買い求めたんですね。
作品として淡々とした味わいのありながらラストシーンを筆頭に「ぶっきらぼう」な感じもする映画でした。
ただ、関西より東京に転校してきた少年演じる桂枝雀バージョンの「饅頭こわい」が絶品でした。これは一見の価値があります。伊東四郎さんの「火焔太鼓」もなかなかのもんですがね。

最近、松本のKさんにこのDVDをお貸ししました。彼は千原ジュニアが絶賛する枝雀に興味を持たれたがために、私のくもの巣にひっかかっているのです。(千原ジュニアといえば先週の東京フレンドパーク桂枝雀のDVD全集を景品に指名して見事ダーツで獲得していましたね)
昨年末から松本に出張する度にKさんには枝雀CDを渡したりと洗脳活動をおこなっておりますが、先週出張時、Kさんが「しゃべれどもしゃべれども」を観て、面白かったですよ、と申し述べられたのです。
「面白かったでしょ?」
「ええ、DISK2も面白かったですよ。(DISK2には少年の落語の長尺Verが収録されています) チャーリーが丁度、小説を読んでいるところだそうでお貸ししましたよ」
と驚きの発言!! みんなで広げよう枝雀の○!!
昼休みにチャーリーに声を掛けると、ちょうど「しゃべれどもしゃべれども」を読了するところで、「まるで私の読書を調べられているようでビックリしました!!」といつも赤い顔を一層赤くしたのでした。

そこで、この新潟出張時にはチャーリーから借りた文庫を持参した訳です。




しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)


佐藤多佳子著「しゃべれども しゃべれども」
ひょんなことから二つ目の落語家今昔亭三つ葉は黒猫のような女性と、大阪から転校してきた小学生と元プロ野球選手、それにいとこの大学生に落語を教えることになってしまったのでした。
三つ葉自体、女の子のことや落語自体に悩んでいてそれどころではないんですが、みんな悩みを抱えて三つ葉のもとに集まってきたのでした・・・

1997年の本の雑誌が選ぶ年間ベストテン第一位ですから面白いことは文句なしなんですが、映画を観た後で読むと、映画で省略したところ、付け加えたところが的確に思えてしまいます。映画でいとこを削除したのも正解でしょうね。
冒頭から主人公三つ葉漱石の「坊ちゃん」ぽいな、と思っていたらよく「坊ちゃん」と言われると白状されたのにはまいりました。それと心理描写になると妙に純文学ぽくなっちゃうのも気になりましたね。
と色々言ったところで面白いことに変わりはありません。この作家「佐藤多佳子さん」の本を少し読んでみますか・・・

たった10年前の作品ですが、「女房はスーパーのレジのパートを楽しんでるけどな、嵐のように猛烈にレジが打てるんだとさ」なんてセリフを読むと・・・もう全然違うんですよねえ・・・


私は観てから読んだ、チャーリーは読んでから観る、Kさんは読まずに観ただけ・・・う〜ん三人で一度ミーティングでもしますかな(笑)




映画「しゃべれども しゃべれども」公式HP

http://www.shaberedomo.com/main.html




追伸:本日14時半から2月3日に大阪で開催された「ちりとてちん感謝祭」の模様が全国放映されました。うまく編集されていて感動ものでしたよ♪♪♪