■サッカー


このところ会食や飲み会が続いて昨夜はリビングでごろんと横になったまま、寝てしまいました。テレビもつけっぱなしで、早朝目が覚めたらEURO2008の準々決勝第1戦トルコVSクロアチアが始まっていました。
私は2002年のW杯以来のトルコびいきですが、どちらも決め手に欠けて0−0のまま延長戦に突入!! 
15分の前半後半を、たとえどちらかが先制得点しても戦い抜くというシステムです。Jリーグ発足よりながく実施されてきたゴールデンゴール方式ではどちらかが得点した時点で勝負あり、という潔い武士道のようなシステムでした。当初は「サドンデス」と呼ばれていましたが、訳すると「突然死」だったことから、「ゴールデンゴール」という呼び方に変えられました。(まるで「後期高齢者医療制度」を「長寿医療制度」と改名するようですね−笑)
しかし前後半30分の延長を戦うとたとえ勝ち抜いても、次戦が心配ですよね。

トルコはグループリーグをニハトの活躍等で勝ち抜き、特に最後のチェコ戦では2点リードされていたのを後半30分過ぎからニハトの2ゴールを含む3点奪取で逆転しベスト8まで躍進してきました。
2002W杯、宮城の地で日本を沈めた時のメンバーは控えのGKリュシュトゥ・レチベルぐらいですかね。ところがチェコ戦で正GKボルカン・デミレルが一発レッドカードで退場になってしまい、このクロアチア戦ではリシュトゥがゴールを守っているのです。(個人的にはリシュトゥこそ、2002W杯ベストGKと思っています。)
相手のクロアチアのベンチにはコーチとして98年フランスW杯で日本と戦ったアサノビッチやプロシネチキがいるし、2006独W杯で戦ったスルナが背番号11で現役です。
と、日本との因縁浅からぬ両国の対決なのですね。

延長に入ると、トルコのエース「ニハト」がフリーキックで足を痛めて交替、一方、クロアチアは腎臓移植を二度もしながら奇跡的に復帰したというクラスニッチを投入!!
一進一退を続けながら延長後半も14分を向かえたところ、クロアチアの攻撃にGKリュシュトゥがコーナーへ引っ張られたところを、交替した奇跡の男クラスニッチに頭で決められクロアチアが先制!!
狂喜乱舞する選手やスタンド!! そりゃあ、勝ったも同然ですからねえ・・・
ところが、
ロスタイムに入り、GKリュシュトゥが相手オフサイドで得たフリーキックを相手ゴール前に蹴り込んだところ、両国選手が交錯しながらもトルコ/セミフが抜け出し驚愕の同点ゴール!!
私は早朝ということも忘れ、「なんてコトだ!!」と大声を発してしまいました。
ホント、スゴい、スゴすぎる!!!
そして、PK戦突入・・・
クロアチア選手の動揺は隠せず、トルコは続けて3人成功したもののクロアチアはスルナ一人しか決められず、次の選手がはずせば早くもトルコの勝利・・・
ボールはゴール左隅に飛び込もうとしたが、名手リュシュトゥが横っ飛びで制してトルコがベスト4に勝ち進んだのでした。
GKリュシュトゥは敗戦の責任お負わされかねなかったところが、一転して英雄になってしまいました。
いやあ、早起きしてよかったぁー


リュシュトゥを迎えるトルコのテリム監督。素敵な笑みだ♪