見沼たんぼは春うらら♪

友人のタキさんのご自宅を訪問することになりました。
折角なので、井の頭公園まで歩いて吉祥寺から西国分寺経由で東浦和へ行くことにしました。
井の頭の桜はもう終わっているかなあ・・・

ハイ、終わっていました!!
まあ、花びらが水面を埋めていて綺麗ではございましたがね。

それよりは新緑が綺麗でございました。うわあ・・・キレいなあ!! もう帰ろか、と思った程の春うらら、いやいや吉祥寺駅へ向かうのでした。
12時に来てください、とのことで、吉祥寺ロンロンでお饅頭をお土産に買い電車でGO!!
正午過ぎに東浦和駅到着!! レッズの試合にご一緒した頃にはよくこの駅まで来たものです。駅に降りると、タキさんが黒い帽子に黒いベスト? 遠目には野球の審判のような格好で待っておられました。なにやら歩く気満々って感じですな。
「ところで、お昼は?(どこで食べるの?」
「はい、もう食べました」
「えっ(絶句)」
昼に来てくれ言うたら、一緒に昼ご飯食べるでしょう!?
ぶーぶー言いながら駅横のコンビニに行って焼きそばパンと牛乳を買い求め、タキさんおすすめの見沼通船堀公園へ・・・

桜はもうだいぶん散ってしまいましたがキレいキレい・・・と焼きそばパンにかぶりついた私でした。
「いいとこですね」
と機嫌を取り直す私が、見沼通船堀公園の広大さに気付くのにはそう時間はかかりませんでした。
なんと、ここは見沼通船堀公園の端でしかなかったのです!!
見沼通船堀は「見沼たんぼ」に農作物等を運ぶため船を通す堀で、わが国最古の閘門(こうもん)式の堀なんですよ!!! 水位の違うところを通すために一旦水路を遮断して調節する、パナマ運河の様式ですね。それが江戸中期にこの地で採用されていたというのが驚きです。これを作ったのは八代将軍吉宗時代の勘定方・井沢弥惣兵衛為永だそうです。
その「見沼たんぼ」というのは徳川家康が代官頭伊奈備前守忠次らに命じて利根川水系を整備させて造った見沼溜井(大きな灌漑用ため池かな)を、享保の改革の一環で、先程名のでた井沢弥惣兵衛為永が開拓してたんぼにしたもので、なんと現在は約1260haという大規模緑地帯となっているのです。その巨大なこと!!!

菜の花も満開でした。
暑いくらいですね。いやあ、気持ちよいものです♪
まずは閘門目指して水路沿いを歩きましたが、ここも花が満開ですわ。

向こうに見えているのが閘門ですね。
来た道を帰るのも面白くないので、グルリと輪を描くようにして駅の方に戻りました。
気分よかったなあ・・・

それからタキさんの家に上がりこんで、昼の日中からビールで乾杯♪
と、楽しい土曜日は過ぎていったのでした。