荻窪逃亡記

ドタンバッタンと四角い箱が坂道を転がり落ちるように一週間が過ぎていきました。出張したり九十九里方面に出掛けて泊まったり、ふいに来た韓国人ご一行に巻き込まれてお土産に「冬のソナタ」のお菓子貰ったり… みなさんは夏バティストゥータせずにお元気ですか?

私はといえば、ふとした気の緩みか夏風邪をひいてしまいました。皆様もお気をつけください。夏の夜のクーラーとチシャには…


さてさて、土曜日の午前中は所用があって出掛け、近くのそば屋で遅い昼食にひやしたぬきなんかを食べてから帰宅し、これからどうしようかなあ…と寛いでおりますと、電話が鳴りました。
時節柄、選挙系かな?とでてみると…

「もしもし」
「もしもし」(用心のために名前は言わない)
すると、恐る恐るのように・・・
「水野様の御宅でしょうか?」
名前知ってる!!! 「あ、ハイ」
すると、突然にボルテージがあがり、
「ご無沙汰致しております、スマイリーの加藤でございます。覚えていただいておりますでしょうか?」
と言う、なんとも馴れ馴れしくて、全身に緊張が小走りする電話となったのでした。
「さあ」
「以前、投資のご紹介でお電話して怒られた加藤でございます」
「まあ、投資の電話なんて何件もありますからね、そのひとつですかね・・・」
「覚えていただいておられましたか!!(誰が覚えていると言った?) そうです、この不景気に投資の話なんかして、と怒られましたよね? そうなんです。実際に今お勧め出来る投資など全くございません。」
「??」
「実はわたくし、この11月からロンドンの方へ2年間転勤することになりました♪」
「??? はあ、そりゃよかったね」
「ありがとうございます。そこで、2年間で忘れられないように、今までお電話やお会いさせていただいた方々に電話させていただいているのです。」
「そう、そら大事なことですね」
「そうなんです!! 実はご挨拶に廻っておりまして、今久我山にいるんです」
「!!!! いやいや、今から出掛けるんですよ、ホントに」
「そうですか・・・残念です」
「いやいやいや、ホント急いでいるんで・・・」
と電話を切って家を飛び出したのでした。

ね? 休みの日に家にいるとトンデモない事が多いのです。と言うワケで、今日は荻窪方面へ出掛けました。歩いたら30分くらいかな・・・と甘い思いで出掛けたの間違いでした。
このあたりの東向きの道は南東方向に走っているのです。東に歩けば歩くほど南に進んでいるんですよね・・・あやうく高井戸に出てしまう程の大回りで1時間を大きくまわって荻窪3丁目の目的地に到着したのでした。疲れた・・・。
見聞した色々はまた後日として1点だけをご紹介

荻窪駅北口の焼き鳥屋「鳥もと」です。いい雰囲気だしている駅前の風物のような場所ですが、昭和27年以来のこのお店も駅前の整備のために今月末で閉店となるとのこと!! 近くの仮店舗で営業するそうですが・・・この雰囲気は残るのでしょうか? 以前友人と一度だけ入りましたがコリャ入らないかんなあ・・・と立ち飲みで焼きトンをいただきました。
まあ、ここでスイッチが入りまして荻窪の従弟がやってる店へ久し振りに行ってしまい酩酊してしまうのですがね。