世界遺産アンコールワット展

日曜日に日本橋三越へ「世界遺産アンコールワット展」を観に行ってきました。
プノンペン経由でアンコールワットを訪問したのは何年前のことでしょうか? 



このクメール独特の表情の仏像達に久し振りで再会出来て大変うれしかったです。
中でも再会を楽しみにしていたのが、この王様の像ですね。どうです、この微笑!!



ジャヤヴァルマン7世頭像です。

彼は12・3世紀(日本でいえば平安末から鎌倉初)、アンコール・トムを造り、アンコール王朝の絶頂期を築いた国王です。
プノンペンの博物館で魅了されて以来の再会です♪
実はこの写真はカンボジアで買ってきた絵葉書なんですが、今回販売されていた絵葉書と比較しても非常に
出来のよい、いい表情を捉えている逸品だと思います。(製作はフランスのようです。)
カタログには涅槃の表情とも書かれていましたが、慈愛に満ち、且つ自信に満ちた顔だとは思いませんか・・・。

この頭像以外では、次の像が心に残りました。


「閉眼涅槃の救世主ローケーシュヴアラ(観世音菩薩)」

この表情もなんともいえずよかったですね。

こういう表情の仏像や彫刻を作る人々は平和を愛する民のように思えますが、実際のクメールは隣国と激しい戦争を繰り返して
いたのです。
内なる平和を求めていたのでしょうか?


この展覧会は日本全国を巡回中です。(残念ながら近畿地区は既に京都展が終了していますがね)
是非、ご覧になることをお勧めします♪