- 作者: 大塚初重
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2010/10/30
- メディア: 新書
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まさにジャストミートな本があったのでスグに買い求めました。
この大都会にある古墳・・・芝公園や上野公園、それと二子玉川にあるのは知っていましたが、その他どんな古墳があるのでしょうか。
豊富なカラー写真を興味深々でたどり続けましたが、結局大きな古墳は知ってるこれ等の古墳だけでしたね。
むしろ、最後の第6章にまとめられている「東京近郊の古墳」の方に目が行ってしまいます。(笑)なにしろ、埼玉県や群馬県(特に太田市)あたりは古墳のメッカですからね。古墳好きの東京人は北に足を向けて寝られません。まあ、北にマクラを向けて寝たくもありませんが・・・
しかし、古墳の形跡をとどめる場所や跡も含めてこれだけ丹念に列挙した新書は素晴らしいものです。また、散歩の供が増えました!!
最後に史跡に指定されたかでの新聞報道を見たことのある府中市の「武蔵野府中熊野神社古墳」。葺石を見事に再現した美しい古墳で行かずにはおけないひとつですが、その説明にこの古墳は「上円下方墳」であり、「上円下方墳」は『「奈良県と京都府の境の「石のカラト古墳」、静岡県の「清水柳北一号墳」、福島県の「野地久保古墳」の三例が確定されるのみで、未調査だが埼玉県熊谷市の宮塚古墳と、川越市の山王塚こふんも可能性があるとされている。武蔵野府中熊野神社古墳はこれらの中でも最大で、最古のものとされた』との記載がありましたが・・・そうなんですか? 大阪府池田市の巨大横穴式石室を持つ「鉢塚古墳」も形状は明らかに「上円下方墳」で、昔からそのように言われてきましたが、違うんですかね。同じように畿内には相当数の「上円下方墳」があると思うのですが・・・どなたかご教示いただければ幸いです。
■府中市のHPに詳細な「武蔵野府中熊野神社古墳」の説明がございました。
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/kurasu/bunka/maizo/kumanokohun/index.html