M・K・シャルマ著「インド・エリートビジネスマンの『日本体験記』」


喪失の国、日本―インド・エリートビジネスマンの「日本体験記」 (文春文庫)

喪失の国、日本―インド・エリートビジネスマンの「日本体験記」 (文春文庫)

いやあ、面白い本でした。むしろ、「面白うてやがて悲しき」という方がぴったりするかもしれません。
日本を調査に来たインドビジネスマンの滞在記です。
彼の日本滞在はバブル崩壊直後の2年弱でした。
カースト」の国から来た彼は至るところで驚きます。
まるで奴婢のように額づくばかりに接待してくれる店員、店のオーナーなのに自ら板場に立つ天婦羅屋の主人に・・・
そしてマンションと聴き、豪邸と思って言ったら、名前が「シャトー」で城だったことに驚き、入ってみると召使いの部屋のように狭かったことに驚愕する!!
面白いこと請負ますよ♪