今朝の東京は雨でした。(いや、杉並区は雨でした。といった方が正しいかもしれませんね。)

さて、先日六本木界隈に出没したお話は既にさせていただいておりますが、東京ミッドタウンから新国立美術館までを歩いて(ほんのわずかな距離ですが)東京街歩きの楽しさを思い出しました。
東京は日本一移り変わりの速い街です。ただし、移り変わるとはいいながら全面的にではなく局所的にリニューアルを続けていく訳で、至る処に昔の街が残っているんですね。複層ガラスのように、だんだんと色を重ねている・・・そんな街は歩いていて楽しいものですよ。

東京ミッドタウンを抜けて路地に入るとこんな半ば廃屋にさえ見える建物がありました。

しばらく歩くと、いかにも六本木の裏道にありそうなビルが・・・

上のビルなんかは、そのブルーの色合いがいいですよね。時を経て落ち着いた色合いになってきているようです。入口のたぬきもアンマッチなところがよろしい。
かと思えば古い神社もその先にはありました。地図で確認すると神社自体は随分と奥まった処にある様子です。

今回は道を急いでいたのでこの「天祖神社」に寄り道はしませんでしたが、こういう神社はおそらく江戸の頃よりこの町の変遷を見守ってこられたのでしょう。
やがて、この路地は行き止まり、というか大きな道路にぶつかりますが、そこに段差があり小さな階段になっていました。

階段をあがると目の前には見た目にも古い石垣がありました。この頑丈さからして新しくとも戦前のものでしょうね。

新国立美術館はここを左折するとスグでした。この路地に骨董屋や画廊・ギャラリー、または小物や雑貨を売るお店なんかがあれば、更に楽しさは倍増していきますよね。

新国立美術館東京大学生産技術研究所の跡地ですが、その前はどうも陸軍関連の駐屯地だったようで、新国立美術館の中にはその建物の模型が展示されておりました。

さあ、これからはこのブログの名にはじぬよう、東京を散歩しよう!!