昨夜、新橋の内幸町へ「東京DE都丸を聞く会」を見に行ってきました。
桂都丸師は桂ざこば師匠の筆頭弟子で「ざこば組の若頭」と言われてきましたが、昭和30年生まれでもう53歳です。
少々ふけてきはりましたが爆笑型の師匠のお一人ですな。そうそう、都丸師は1980年仮面ライダー スカイライダー で「がんがんじい」役で子供達に人気があったそうですよ。私はさずがに「スカイライダー」は知らないんですが・・・知っている人います?

桂ちょうばさんも、ざこば師匠のお弟子さん・・・都丸師はざこば師匠が「朝丸時代」の入門で名前に「丸」がついてますが、ちょうばさんは「ざこば時代」の入門やさかい、名前に「ば」がついているんですな。
ホールに入った時はちょうばさんの「時うどん」が後半に入っておりました。元気いっぱいで気持のいいちょうばさんでした♪


桂 ちょうば  時うどん

桂 都丸    読書の時間


中入り


三遊亭歌武蔵  相撲談義

桂 都丸    口 入 屋



桂三枝作の「読書の時間」は先週、梅田花月桂三金さんのを聞いたばかりでしたが・・・やはり力が違いますなあ・・・もう会場は爆笑のウズでした。女の人なんか悲鳴のように笑ってましたよ。それとくらべると、笑いどころふんだんな口入屋がおとなしい噺になってしまいました。順番を変えた方がよかったのでは・・・?
それと、一番の笑い処とも言える、奥方が新しい女子衆(おなごし)に針仕事や三味線は出来ますか?と訪ねて、その女子衆がズラズララと出来るモノを言い並べる見せ場で何度か噛まれ、又いい間違いをされたのがもったいなかったですな。都丸師はさぞ口惜しい思いをされたことでしょう。

三遊亭歌武蔵さんは元相撲取りです。武蔵川部屋出身の噺家です。大きな体で相撲の話題等で笑わせてもらいました。
名前の「歌武蔵」は「うたむさし」と読むのですが、「かぶぞう」「かむぞう」と読まれたり、ヒドい時には「きゃばくら」と読まれたそうですよ。
今度は本寸法の江戸落語を聞きたいもんです。

場内は8分の入り・・・どこぞで研修中で宿泊されているサラリーマンの方々もおられ、「いやあ、ストレス発散出来たあー」と喜ばれていましたよ。





今日は春分の日ですね♪
まあ、お彼岸です。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよう言ったもんで・・・
梅も咲いて、ニュースではこの日曜にも東京あたりではサクラが開花するそうですよ。
なんて浮かれておれないんですね。今日は出勤日で早朝からの松本行きなんですわ。(トホホ)

東京も三寒四温の三寒の日なのでしょうか、結構風が冷たい朝でした。
特急あずさで松本方面に向かっておりますと・・・小淵沢あたりで驚かされました!!
雪ですよ、雪!!
それも吹雪のように降っておりますがな!!!



思わず携帯でパチリと撮影しましたが・・・「吹雪」「寒さ」伝わりますでしょうか?
やってられませんわー  (>_<)





ところで「彼岸」と言いますと、この間聞きました上方落語天王寺詣り」の冒頭にでてきましたな。

「あんた、ヒガン見たことおますか?」
「ヒガン?」
「そう、ヒガン! うちの台所にこんな穴が空いていて、そこを出たり入ったりしてますねん。ネズミより少し大きゅうて、『キチキチッ』と鳴きますねん」
「そりゃ、イタチやないか?」
「そうでんねん。イタチとちょっとも変わりおまへん。わてが下駄で踏み殺したろ、としてたら隣の人がきて・・・『ヒガンやがな、殺生やめなはれ!!』言いはりましてん。ヒガンてイタチとそっくりでんな」
「アホかいな、そりゃイタチやがな」
「え? イタチをヒガンと言いますか?」
「違うがな!! 彼岸やさかい、殺生したらあかん言いはってんがな」
「あーそうだっか・・・ところで彼岸てなんです?」

こう書いただけでも米朝系とは違うもっちゃりとした、古風な大阪弁ですよねえ・・・

みなさん、イタチ見たことありますか?
私は2回程見ましたね。1回は大阪市内で、昼間に道を歩いていましたよ。