東京国立博物館・・・ここにはもう何回来たことでしょうか?
古くは小学生高学年の時、弟と二人で当時上尾におられた叔父さんを訪ねた際に連れて行ってもらったものです。思えば、それが最初の東京であったのですが、上野動物園にも東京タワーにも行かず、東京国立博物館に行ったというのが私らしいですよね。
(弟は鉄ちゃんだったので新幹線に乗るだけで満足だったのです。)
13時過ぎに門をくぐった時には「薬師寺展」は2時間待ちでした。もう少したったほうが幾分マシになるだろうと、久しぶりで東洋館へと足をのばしました。
東京国立博物館には本館の他に、東洋館・平成新館・法隆寺宝物館・表慶館がありますが、日頃よく行くのは特別展をやる平成新館と、日本美術のお宝があふれている本館でして、考えてみると東洋館には小学生の初訪以来行ってないように思います。
正門を入って正面が帝冠様式もいかめしい本館、そのむかって左に表慶館、その奥に平成新館があり、東洋館は正面むかって右手に建てられています。
東洋館の隣にはレストランがあり、その奥には春秋のみ公開される日本庭園があるのでした。おなかもすいてきましたので、レストランに向かうと、そこにも行列が出来ていました。二時間待ちということはなさそうでしたが、隣接する東洋館の一階部分でパンやおにぎりなんかの軽食を売っており、そこでシオ焼そばを買い求め、プラスいろいろなアジアのビールを売っていましたのでタイのシンハービールをもらって、近くのベンチで至福のひとときを過ごしました。
気持ちいいなあ・・・♪
陽を浴びながら飲むビール、そして焼きそばはえらく椎茸のエキスの出た嫌いな人にはたまらないであろう逸品なのでありました。
ビールを飲みながら、今は閉園している日本庭園の入口でゴソゴソと作業されているオジサンに目がとまり、取材してみました。
(このオジサンです。なかなか珍しい格好をされているでしょ!!)
「ここは春・秋の2回しか開園していないんですよね」
「ええ」
「でも、年中手入れされてるんですね。大変ですね」
「いやいや、人は始終来ますから・・・」
「?」
「お茶室があるからね」
「はいはい、応挙館とかですね♪」
「はい、そうです。応挙館に九条館、六窓庵、転合庵、春草園の6つのお茶室・・・応挙館と九条館と六窓庵は5万円、あとの2庵が3万円です」
「成る程・・・ということは、5万円払えば応挙館の拝観が可能なんですね」
「そうですね」
「ありがとうございました」
(本館より眺めた日本庭園・・・きれいですよね。中央にあるのは転合庵かな♪)
小学生以来の東洋館で待っていたのはエジプトのミイラでした。
このミイラこそ、私が始めて目にしたミイラでした。いやあ、久し振り〜なんて声を掛けたくなりましたよ。
久し振りの東洋館は人も少なく、いい感じでしたね。そのあたりの話は・・・また後日!!