西荻窪で広島焼き♪

JR西荻窪駅南口を出てまっすぐ南下、五日市街道にぶつかる交差点に、以前から気になる「広島焼き」のお店がありました。

その名は 「カンラン」


西荻窪で下車した際に、同僚と歩いて行ってみました。
小奇麗な昭和レトロといった落ち着い店内でなかなかいい雰囲気ですねえ・・・
広島焼きのメニューは「肉玉」「そば玉」「うどん玉」の三種類で、キャベツを蒸すのに20分くらいかかるということで、イカと鶏のサガリ鉄板焼きを肴にしてナマ中で乾杯し、焼きあがるのを待つこととしました。
いい具合に焼けたイカもサガリもビールによく合って美味しいですねえ・・・
注文した「広島焼き」は「うどん玉」、同僚はダブルの「そば玉」!!
遠くで焼きあがりつつあるダブルの「そば玉」は名古屋ドームのように見えていました。
同僚からは見えていなかったので、
「越前くらげみたいやで」と言って笑っておりました。
焼きあがると、そのヤマをパンパパンとたたき出しました。その音のリズミカルなこと・・・
パン、パパン、パンパンパパパパン!!! まるで講釈師が軍旗物を読んでいるよう(なんて喩えをするから古いと言われるんじゃ)
ただ、あんなにパパンパンパンとシンバルのようにたたくもんやろか・・・
もうひと昔以上前ですが、広島の矢野東・・・広島市安芸区ですか?そちらの方にたびたび出掛け、たまには長期滞在もしておりまして、その際に近くの小さなオバちゃんがひとりで切り回しているようなお店で何度も「広島焼き」はいただいております。そのお好み焼きの、たっぷりのキャベツがジューシーだったことを思い出します。そこではオバちゃん、こんなにタタいてなかたけどなあ・・・
ただ、広島市安芸区東矢野ですからねえ・・・そこの広島焼きで全広島焼きを代表して語っていいと思おたらいけんよ・・・と言われそうですがね・・・
と言うか、沖縄のステーキ屋でアクロバットなナイフさばきをかますと同様のパフォーマンスなのかも知れませんな。(大阪の「お好み焼き」はじっくりふっくら蒸らして焼き上げる派なので、たたいたとしても最後の方に「おりこうさん♪」と褒めるようにパンパンと2、3度たたくだけです。)
出てきた「そば玉」「うどん玉」は見事にペッタンコになっておりました。そりゃあ、あれだけ叩けばね。
うん、味も悪くない・・・ただ、キャベツの味がもうひとつしなかったのは疲れていたせいか・・・
帰る前にトイレに行くと、2階へ上がる階段下に小さなアンパンマンの靴が脱いでおいてありました。経営する若い兄ちゃんのかわいい家族はこの2階に住んでいる様子・・・
ええなあ・・・こういう店で馴染みになるのもよろしいなあ・・・
今度はひとりで、「肉玉」食べにくるけんね♪


■カンラン
住所:東京都杉並区西荻南2−26−23
電話:03−3334−5077


追伸:そうそう、若き店主に店名「カンラン」の由来を尋ねたところ、キャベツの漢字名「甘藍」からとったとのことでした。ナルホドね。