浅草煮込み通りを行く

上野不忍口で大阪から出張してきた友人と待ち合わせ、浅草まで歩く。銀座線なら稲荷町田原町、浅草と3駅分ですね。
目指すは伝法院通りの先にある煮込み通りです♪
地下に銀座線が走る浅草通りを東へ東へ・・・ 稲荷町はご存知の通り仏神具商店街ですね。両側に仏壇屋さんが並んでいます。あのタレントの山口もえさんのご実家の仏壇屋さんももこのあたりのハズ、なんて思いながら歩いておりました。(大阪よみうりTVの「たかじんのそこまて言って委員会」は帰阪のたびに楽しんで観ていますが、全般的にガラがわるく大声で罵りあうような中にあってもえちゃんのノンビリとした発言は枝雀師のいうところの「緊張と緩和」の効果よろしくいつも笑いをさそっています。そして時にはそれが的を得た正論なこともあるんですなあ…)
通り沿いに古風な歯医者さんを見つけました。

この風格はなかなかのものです。通りの反対(南)側には下谷神社の鳥居がありました。「江戸中期、大坂から来た岡本万作がここで噺の会を開いたんや」と友人にべらべらしゃべってましたが、あれは間違いでした。友よ、スマン!! 実際には万作の会に触発された江戸の素人山生亭花楽がこの地で噺の定席を開いた、というのが正解でした。


さてさて、
清洲橋通りを渡ってから左折、煮込み通りは浅草寺の西側、浅草通りよりは随分と北になります。松葉公園でしばし休憩、ここでは年中無休でラジオ体操をやってるようです。

公園前にあった1軒の家・・・というか1階は作業場という感じかな。

この1軒はいいですね。もう少しチャンと撮れたらよかったんだけど、2階の鉄製の手すりが蕨手の形になっていて、なんておしゃれなんだろうと見とれました。 それにど真ん前に反射鏡が突っ立っているのもなんだかオカシいじゃないですか。隅の自転車もいい味だしてるし・・・  もう一度田原町稲荷町散策の際立ち寄ろう♪
松葉公園を横切って大通りに出ると、そこは合羽橋商店街でありました。大阪で言えば千日前の道具屋筋ですね。台所用品やら、レストラン食堂で使うものがいっぱい売られていました。店々の看板がかわいい!!

(ツノをはやして赤い靴を履かせたら鉄腕アトムっぽいですね・・・笑)
次に国際通りを渡ると、いわゆる『浅草』です。
いやあ、スゴい人出だなあ・・・迷うことなく煮込み通りに辿りつけました♪

オバちゃん、いやオネエちゃんですか?の呼び込みに負けてスグに入店!!
煮込みにハムカツで乾杯となりました♪

TVは競馬中継をズウッとやっており、カウンターには馬券購入カード・・・隣のオッサンも赤エンピツ片手に一生懸命です。この近くに場外馬券場があり、みんな一杯やりながら、途中抜けて馬券を買いに行き、TVで結果に熱中するという競馬大好きのオッサンのレジャーランドなんですなあ・・・素敵♪


このところ、この煮込み通りも観光客のスポットとなりつつあり、正真正銘浅草のオッサンには迷惑な話になりつつあるようです。まあ、それで我々もここで一杯やってるワケなんですが・・・
ここから、浅草名物「神谷バー」2階のレストランへハシゴ!!
電気ブランでクリームコロッケをつついたのでした♪