池田城から逸翁美術館・小林一三記念館へ

逸翁美術館には阪急バス大広寺前を下車し、池田城跡公園を少し眺めてから向かいました。
天守閣のなかった城に天守閣を造ってしまったことに、「あらら」となかば呆れたのでありましたが、時が過ぎるとその色合いも落ち着いてきておりますなあ・・・
バス亭からは城跡の北の防備であった杉ケ谷川の上を新しく出来た道で渡り、(子供のときにはこの谷に降りてまたあがらねば城跡には行けませんでした。)
向かいます。下の一枚目の写真が谷越しに見る城跡ですね。
細川高国織田信長と二度に渡り焼かれ、最後は家臣の荒木村重ににより機能を伊丹に移され廃城となったんですが、日本史の一コマに登場する城ではあるのですよ。


1 杉ケ谷川の向うの城跡を望む 2 空堀に渡る橋(昔から橋はありましたな) 3 橋の下の空堀 4 橋を渡ってから空堀の深さを感じる1枚


鉄砲ユリがたくさん植えられていましたが、まだ咲きそろってはいませんでした。

城跡から回生病院を見ながら坂を下り、逸翁美術館へ・・・
以前の、逸翁美術館小林一三記念館として、この4月から生まれ変わりました。逸翁美術館は池田文庫の上側に移設。(おそらく、このあたりも池田城の遺構なので何か出土したハズ)
芭蕉・蕪村展」を見てから、まわった小林一三美術館は近衛文麿内閣で商工大臣も務めた阪急の創始者逸翁小林一三の邸宅です。

昭和12(1937)年建設のイギリス風というかハーフティンバーが意匠として珍しい邸宅です。
内部では開館記念として「松下幸之助小林一三」の特別展示がされていました。
思えば阪急沿線にながく住むものとしては小林一三は偉人仲の偉人とも言えますね。阪急電車を創業し、宝塚歌劇東宝高校野球・・・阪神間の多くの文化はこの人の発想から始まったものが多いのですよ。



記念館1階ホールです。中央の絵が逸翁小林一三です。