オカタケ散歩 小僧の神様を歩く

土曜日は古本師匠と仰ぐ岡崎武志さんの新潮講座「オカタケ散歩『新潮文庫を歩く』志賀直哉小僧の神様』」を受講し、京橋から神田まで歩きました。
矢来町の新潮社別館でオカタケ先生の簡単なレクチャーを受けた後、神楽坂から日本橋経由京橋まで出てビルに囲まれた鍛冶橋交差点に移動、「小僧の神様」では小僧の仙吉は神田からこの辺りまでお使いに来て、勇気を出して屋台の寿司屋の暖簾をくぐるのでした。そこから仙吉が帰った道筋を寄り道しながら神田まで歩くのです。
一石橋から呉服橋、常盤橋と過ぎ日本銀行前で貨幣博物館に立ち寄り、室町界隈を散策しました。志賀直哉命名した寿司屋「蛇の市本店」や福徳神社に今話題の台湾の本屋さん「誠品書店」を回ったのです。そこからは仙吉の勤める秤屋の番頭たちが噂していた今川橋の松屋跡(そこにも寿司の屋台が出ていた。)を通ればスグに神田駅、仙吉の秤屋は高架の向こう側にあったようです。
ここで解散、といってもほとんどの方が参加しての打ち上げが元中華の居酒屋「鶴亀」で催され、ご機嫌な夜になりました