13日の金曜日には国立駅近くのギャラリー・ビブリオで中川フォークジャンボリー・ファイナルが開催され足を運んだ。ジャンボリーや開催と大きく出たが古い日本家屋の和室の襖取り払った会場で観客はこの時節を考慮して30人程に抑えられた極々小規模なものだ。中川五郎さんの国立移住がきっかけで2015年3月から始められて30回目のこの日が残念ながらファイナルで、ゲストは大物、大塚まさじさん。実は去年の夏のゲストだったが集中豪雨で丹波から出て来ることができずにその日は中川五郎ワンマンショーになったのだった。換気に気をつけながら最初は岡崎武志さんと中川五郎さんも入り、まさじさんに話を聞く。大阪でのフォーク黎明期の喫茶ディランの梁山泊の様相を呈した頃の話が抜群に面白かった。続いて五郎さんがソロで何曲か歌い、まさじさんが新しいアルバム「ぞうさん」から歌い最後はふたりでラストの1曲は「ぷかぷか」を熱唱し、ちょっぴり涙ぐんでしまった。私は若い頃から音楽の方は疎く、フォークにも関心を持たずにこの歳まで過ごしてきて、この中川フォーク・ジャンボリーがフォークの学校のようなものであった。それだけに終わってしまうのはなんとも寂しい。無事に卒業出来たのかな。
